今回「ウチの会社のぷちじまん」で、じまんできることがなにかあるかしら?と、他社さんの例を拝見して、まず考えたのが、パンデミック対策や非常時の持ち出し備品の充実でした。新型インフルエンザにも備えていましたし、大地震などイザというときに社員が適切に避難・救助活動・帰宅などができるように、必要なものを一箱に収め、各人が机の引き出しの中に保管できるよう、A4サイズのボックスに収納されています(A)。
そして二つ目は、社名や経営理念への想いです。2007年7月、クラシエグループ(クラシエホームプロダクツ、クラシエ製薬、クラシエフーズの3事業会社とクラシエホールディングス)は、社名変更をして新たなスタートを切りました。
長年慣れ親しんだ社名が変わる…、それがどういうことかは、なかなか普通にはご想像いただけないのではないでしょうか。その意味では、わたしどもははからずも貴重な体験をしたといえるのでしょう。新社名は、社内公募で集まった案の中から、全社員の投票で決めました。自分たちで決めた社名という意識が社員みんなにあります。
また、社名変更に先立つ2005年1月には、グループの経営理念を策定しましたが、これも、全社員へのアンケート、社員代表によるディスカッション、経営幹部によるディスカッションで作り上げたものです。当社では、この経営理念を、「しるし」と呼んでいます。会社のアイデンティティを、自分たち自身が自らに問いかけるとともに、わたしたちが、誠心誠意お客様やお取引先様のことを考えて行動することを、約束するという形をとっています。
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この「しるし」を、社員一人ひとりが自分自身のものとして、仕事に取り組んでいくため、各人がいつもカードで所持し、机の上など仕事中そばにおいて目にするようにしています(B)。また、あわせて朝礼(C)のテーマにするなどで、社内の一体感を高めています。
経営理念や社名を、全社員が主体となってつくりあげ共有していることで、グループ全体の連携がこれまで以上によくなり、一体感が生まれました。これも当社ならではのじまんになるのかもしれませんね。 (トイレタリー宣伝販促部課長 平田 佐久子さん・総務人事部係長 柏 玲子さん 談)
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