やはり、ご紹介すべきは、汐留オフィスから歩いて3分の汐留FSビルに2003年9月から開設されている事業所内保育所「カンガルーム汐留」(A)でしょうか。都心型の事務系企業では数少ない、かなり初期からのものです。創業130周年の記念事業のひとつだったのですが、ちょうど当時は社会的にも、首都圏の待機児童の問題がクローズアップされていた時期でした。
ここのじまんは、社外にも開放しているということでしょうか。定員34人のうち、約3割は近隣の他企業の利用者です。都心までこどもを連れてくるのが大変なのではないか、ということも確かにあるのですが、育児時間制度などのさまざまな人事制度によるサポートと合わせて、利用しやすいように配慮しています。
それともうひとつ、ここのユニークなところは、保護者が必要に応じてこどもの状況を見られるように、インターネットカメラを設置していることでしょう。
本社機能が汐留タワーに集約できたから可能になったことで、それまでは銀座を中心に近隣20数か所に分散していましたからね。移転ですか? 本社移転も2003年ですから、時期をほぼ同じくしています。本社には約2000人が勤務していますが、そのうち半数は女性です。そういう特性からも、こういった施設も必然だったといえます。
これらも広くはCSR活動の一環でもあるのですが、“多様な働き方を支援する”という意味で、人事部ダイバシティー(多様性)推進グループの所管になっています。
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また、掛川工場敷地内につくっている企業資料館(B)とアートハウス(C)は、新幹線からも見えるので、ご存知の方が多いのですが、これも地元に協力する形で一般公開してきて、観光バスもやってくるなど、すっかり地元の名所になっています。
かなりこじつけっぽいですが、「地域とともに…」これがぷちじまんかなあ。(広報部課長 名和 現さん・人事部ダイバシティー推進グループ 安藤 哲男さん 談)
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