『ALWAYS 三丁目の夕日』という映画が話題になりましたよね。あれをご覧になった方なら、お気付きになったかも知れませんが、あの映画の背景や商店街の映像のなかに、赤地に白字の「ニッサン石鹸」の幟などが何度も映っていたのです。
別にタイアップしたとか、こちらからお願いしたわけではないので、あの映画の舞台、ちょうど東京タワーができる頃の時代背景のシンボルのひとつとして選ばれたようです。これは、なかなか光栄なことです。
そこで、大阪の試写会ではお礼の意味を込めて、わたしも赤い法被を着て、お客さんに石鹸サンプルを配ったり(A)、当時の石鹸やタライに洗濯板まで展示(B)して、協力させていただいたのですが、懐かしがる人も多かったですね。
おかげで、社内でも“ ニッサン” のいささか古めかしいロゴの歴史の重みが再認識されました。この文字の線がつながったロゴは、関連グループのなかでもわずかな商品にしか使われていない由緒あるものです。
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これはまさしく、ぷちじまんですが、ちょっと大自慢ネタもあるので、まあついでに聞いてください。
当社がユニリーバの『ファーファ』ブランドを譲り受け引き継いだのは、2007年の春で、最初は柔軟仕上剤だけでしたが、その後商品グループの統一ブランドにして、短期間に各種の洗剤に拡大展開してきたのです(C)。来春には、若い人を意識したキャンペーンも計画中で、社内も大いに盛り上がっているのですが、社外でもユニリーバさんには『ファーファ』復活を喜んでくださる方が多いとお聞ききして、それはまた二重の喜びです。
外部からのブランドとキャラクターを移入して、自社のものにした数少ない例なのではないかと自負しているのですが、どうでしょうか。それは、やっぱりひそかなぷちじまん…かな。
(商品開発部次長 齊藤和巳さん談)
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