レキットベンキーザー・ ジャパン株式会社
お話をうかがった方:コーポレートコミュニケーション 薬事・品質保証部 ディレクター 竹下ひとみさん
● 『人々を守り・癒し・育む』理念を体現し、より健康な地球を築くために
英国に本社を置き、食洗機専用洗剤「フィニッシュ」をはじめ、衛生・健康・栄養に関する製品を世界中へ届けています。全ブランドに共通する『人々を守り、癒し、育む』活動を紹介します。
Q. 事業とサステナビリティ活動の方針について教えてください
当社の製品は世界約200カ国で販売され、何世代にも渡って愛用されているものが少なくありません①。
いろいろなブランドを譲り受けて成長してきましたが、製品の核となる特長を大切に、独自の理念やイノベーションを反映しながら展開しています②。
すべての製品と事業の目的は、人と地域を守り、癒し、育み、清潔で健康な暮らしを実現することです。また、地球上の誰もが衛生や健康などに “アクセスする権利” があると考え、その権利のために “fight” することも当社らしさの一つです③。サステナビリティ活動も、より健康な地球を築く闘いとして、挑戦しています。
Q.日本国内ではどんな活動や工夫をしていますか?
グローバルな目標の気候変動対策、節水、廃棄物削減などは、製品と欧米・アジアの自社工場を通じて行なっています。日本には自社工場がないため、製品で伝えられることをマーケティングチームがリードしながら考えてきました。たとえば食洗機専用洗剤「フィニッシュ」を使うと、食器を手洗いした時と比べて1回あたり約50Lの水*を節約できます④。
そこで近年は3月22日の国連「世界水の日」に合わせて水の大切さを啓発し、節水アクションを呼びかける企画をしています⑤。
2023年は冊子『水の惑星の歩き方』を(株)地球の歩き方とコラボレーションして作りました。陸地よりも水のほうが多い地球のこと、水環境の美しさ、世界と日本の水文化の比較など“楽しく学べる”紙面が大変好評でした。2022年は「フィニッシュ」で節水できる量を防災用備蓄水に変えて、効果がわかりにくい節水の可視化に取り組みました。
Q.これからもっと発信していきたいことなどはありますか?
コロナ禍や豪雨災害等をきっかけに行なっている地域への支援活動です⑥。当社では支援も啓発も、日本独自にやりたいことを企画し、本社と交渉して実現できるチャンスがあります。仕事環境が柔軟で、私も薬事・品質保証以外のコミュニケーション活動にも積極的に取り組めますし、皆がアントレプレナーシップを持って働いているところが魅力です。活動の発信とともに、会社の魅力も伝えていきたいですね。