株式会社バスクリン
お話をうかがった方:経営企画本部 総務部CSR推進グループ グループ長 三添 貴一郎さん(右)、マーケティング本部 メディア企画室 企画室長 竹内 健二さん(左)。
● 人と環境にやさしい製品と「入浴方法」の提案で、社会の健康づくりに貢献
株式会社バスクリンは「健康は、進化する」をスローガンに自然素材と健康に関する研究や、人と環境に配慮したものづくりを行ない、入浴剤などの多様な製品を開発しています。
Q. 「健康は、進化する」に込められている想いとは?
当社は100 年以上も生薬や温泉といった “自然のチカラ”を研究し、『バスクリン』をはじめとする入浴剤や育毛剤などの製品に活用してきました①。その「生薬研究」「温泉研究」の知見と、現代科学に基づいた有用性研究から得られるエビデンスを融合させた「信頼されるものづくり」を基本姿勢に掲げ、日々研究開発を行なっています。
時代や社会環境により変化していく人々の健康ニーズに応えるためには、製品やサービスを常に“進化” させることが重要です。たとえば、コロナ禍における生活リズムの乱れや疲労感などの新たなお悩みに対しては、お風呂のお湯の温度や浸かる時間などに関する最新の研究を元に、入浴剤を用いた効果的な入浴方法をご提案しています。
Q.環境への取り組みの特徴と具体例を教えてください
「エコを理解することから、エコ活動がはじまる」との考えから、全社員がeco検定合格を目指し(2021年12月現在98%が合格)、「環境」への想いを育てながら「環境への取り組みサイクル」を推進しています②。お風呂の源である「水」の大切さを考え、残り湯の再利用や排水に配慮した製品設計、水資源の保全を目的とした森林整備活動の支援なども行なっています。
製品の例では、『バスクリン』の容器に1967年から紙を使い、エコや使いやすさの観点から改良を重ねてきました③。入浴剤の成分は、人はもちろん他の生物や環境へのやさしさにもこだわり、浴槽の残り湯を洗濯に使う前提で環境への影響や安全性を確認しています④。また、静岡工場については 2022年2月から CO₂フリー電力を導入し、より環境負荷の低いものづくりに取り組んでいます。
Q.今後さらに注力していきたいことは何ですか?
身体と心に“温かい時間”をお届けするため、より多くの人に健康づくりに役立つ入浴方法を伝えていきたいと思います。今後とも、より環境にやさしくかつ、当社の強みである “自然のチカラ”を活かした研究開発で、お客様に必要とされる製品を提供し、社会の健康づくりに貢献していきます。