株式会社ADEKA
お話をうかがった法務・広報部のお二人:CSR推進グループ 安田 理恵さん(左)、総務・広報グループ 吉田 徹暢さん(右)
●社会的課題の解決に向けた体制づくり〜CSRの推進〜
(株)ADEKAは1917年の創業以来、技術革新を一日も早く進めて、社会の幸せにつなげたいという想いで事業展開してきました。今日まで磨いてきた技術が、化学品、食品、ライフサイエンス、そして環境・エネルギーの領域で、人と環境にやさしい製品開発に活かされています。
Q.注力されているCSR経営の推進について教えてください
ADEKAグループの事業は「衣・食・住」と深く関わっており、おもに化学品や食品の分野に役立つ製品を製造しています①。
一方で、国連のSDGsが示すように、国際社会全体で解決すべき環境問題などの課題は山積しています。そうしたなか、当社が持続可能な社会の実現に貢献しながら一層成長するためには、基本戦略として『CSRの推進による経営基盤の強化』が重要だと考えています。現在は社会的課題の解決に向けた体制づくりをすすめており、2019年には当社が優先して取り組むべき「CSR優先課題」を決定しました②。
この優先課題は、製品開発をはじめ、当社の企業活動全体において重要な指針となります。2021年度からの次期中期経営計画にも、優先課題への対応を盛り込むなど、さらに経営とCSRの統合を積極的に図っていく方針です。
Q.製品開発にはどのような形で反映されていますか?
持続可能性を考慮した製品開発の例をあげると、食品などの原料になるパーム油について、2018年にRSPO認証製品の製造・出荷を開始しました。原料調達から製品の生産、物流までADEKAが担当し、顧客であるメーカーへ提供しています。サプライチェーン全体のなかで責任を果たし、持続可能なパーム油の成長と使用を推進するために、RSPOに加盟してサプライチェーン認証を取得したり、パーム油農園での施策を独自に実施したりしています③。
また、近年は化粧品業界でも環境を重視する流れから認証製品のニーズが高まっており、2020年から化学品部門の化粧品原料についてもRSPO認証を取得しました④。欧米を中心に非石油資源を用いた化粧品原料、すなわち持続可能な原料調達が求められるケースも増えているため、天然由来成分の保湿剤なども新たに開発しています。
これからも、当社が今日まで磨いてきた技術と、技術を生み出した人財力を活かして、人と環境に配慮した製品の提供を加速していきたいと思います。