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2019年12月16日更新
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ライオン株式会社
千葉工場


お話をうかがった方々

 お話をうかがった方々:写真右から植村 昌彦さん(生産本部 千葉工場 生産技術グループ 技術チーム 副主任部員)、三富 龍介さん(同 生産技術グループ マネジャー)、鈴木 雅昭さん(同 生産技術グループ 技術チーム)



●排水もごみも徹底的に分けて、資源としてリサイクル


 1回すすぎの洗濯用洗剤など水環境に配慮した製品づくりをしているライオン(株)は、千葉工場の排水を再利用する「排水リサイクルシステム」を開発。年間約22万tを節水し、全社事業所の水使用量の約16%を削減しました。

※2010年比

図1

Q.工場排水の「節水」に取り組もうと考えたきっかけは?

 全社的な目標のなかに「環境対応先進企業」というキーワードがあり、私たち技術者も「“先進”という言葉にふさわしい技術を考えたい」という想いを持っていました。千葉工場では水を洗剤類の製造、生活、製品の3つの用途に使いますが、比較的規模が大きい事業所なので多くの水を必要としていました。そこで排水をできるだけリサイクルする技術があれば、大きな節水になると考えたのです。  
 しかし節水技術そのものは利益に直結するものではありませんし、技術的にできるかどうかも最初はわかりませんでした。でもこの技術を確立すれば、国内のほかの洗剤工場や、日本よりもずっと水不足のリスクが高い東南アジアなどの工場にも展開できる可能性があります。そうした将来性を見据えて「排水リサイクルシステム」の開発に挑戦することになりました。

 技術的なポイントは、これまで一括処理していた排水を、リサイクルできる排水とできない排水に分けたことです。約30の製造工程から出る排水をすべて水質調査し、リサイクル可能な排水だけを循環させ安定的に再利用する仕組みを考えました(①)。リサイクルしない排水はトイレなどの生活水と一緒に処理しますが、その設備も刷新し窒素除去率などを高めています(②)。2016年から本格稼働させ、年によっても変動しますが、2010年に比べて千葉工場の水使用量を年間約22万t節水できています。



 また、千葉工場ではパートタイマーを含むすべての働く人がごみを約70種に分別排出し、廃棄量を減らしています。

Q.約70種もの分別排出をどうやって徹底するのですか?

 たとえばボールペンの多くはプラスチック、ゴム、金属でできています。素材別に細かく分別して排出すれば一部有価物になり、全体の廃棄コストも下がるので、分別する意義を全員で共有することが大切です。
 70種近くもあるごみの分別方法は覚えなくても済むように、携帯できるポケットサイズの「分別ハンドブック」を作って配りました。廃棄物担当者のモットーは"現場で丁寧に伝えること"です。分別排出の場所に写真を掲示してパッと見てわかりやすくしたり(①)、捨て方に迷うごみは記名式で「わからないBOX(②)」に入れてもらい個別に回答したりしています。
 わからなくても大丈夫という前提で伝え方を工夫してきた結果、皆が分別に挑戦しやすくなり、捨て間違いもほぼなくなりました。  

図2

●ライオン株式会社 千葉工場(千葉県市原市)の見学は1組10人以上から。ほかにも条件がありますので詳しくはホームページをご覧ください

https://www.lion.co.jp/ja/company/establishment/08.php

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