どうしてる? 犬と猫のボディケア
[前編] ペットが幸せな泡シャンプー
ライオンペット株式会社を訪問
ペットを家族の一員と捉える人が増えています。犬や猫によりよいケアを望むオーナー(飼育者)に応え、ケア用品の市場も活性化しているようです。
「いつも清潔に、ずっと健康に、そして快適に。」そんな願いを込め、ヘルスケア・リビングケア用品を開発しているライオンペット(株)を訪ねました。
←事業推進部 育成・宣伝グループ、愛玩動物看護師の相場美咲さん。
イベントではペットケアの方法を伝え、オーナーの相談にものっています。
黒柴は出勤中のくるみちゃん。
●みなさんが働くオフィスの横に、ペットルームがあるんですね
ライオンペットの社員は愛犬や愛猫をここに連れてきて、一緒に仕事をすることができるんです。今日は黒柴のくるみちゃんが出勤中です。犬や猫がいることで、他の部所の社員やお客様との会話も生まれ、交流が広がっています。
ペットルームの向こうにオフィスが見えます。
●ペットのヘルスケア・リビングケア分野の製品を幅広く 開発されています。とくにおすすめのケアはありますか
暖かくなるとペットも活動的になりますので、ペットの体を清潔に保つための、ボディケアをご紹介したいと思います。ボディケアの基本はやはり、全身を洗い流すシャンプーですね。頻度は月1、2回程度がおすすめです※。
●ボディは拭くだけでなく、洗ったほうが良いのですね
体の表側の被毛の汚れはボディ用シートで拭けば落ちますが、被毛内部の皮膚の汚れは洗い流さないと落としにくいのです。犬や猫の表皮は人の約3分の1の厚みしかなく、たくさんの毛で守られています。毛の奥の地肌は、皮脂と老廃物を含む汗が混ざって、酸化や雑菌の繁殖が起こりやすい状態なんですね。これが肌に影響を与えたり、犬のニオイの原因になったりします。だからこそ、定期的なシャンプーで皮膚の汚れを洗い流し、清潔に保ってあげたいです。
●シャンプーを嫌がる子もいますが、どんな工夫をされていますか
実は当社が調べたところ、愛犬の全身シャンプーを習慣にしているオーナーの約半数が、ゴシゴシ洗いをしていました。犬や猫の薄い皮膚は刺激に弱いので、ゴシゴシ洗うと負担がかかり、嫌がる原因になります。
そこで大事なのが“泡”です。犬や猫の全身を“泡”で包んで、やさしく撫でるように洗います。理想は、シャンプーをしてふわふわになった犬や猫が、ギュッと抱きしめてもらえるような、ペットにとって幸せな体験になることですね。そのために当社は、やさしく楽しく洗える“泡シャンプー”の開発に力を入れてきました。こうしたペットを第一に考えた製品をお届けすることで、ペットとオーナーの幸せな時間を応援していきたいと思っています。