日本石鹸洗剤工業会は、令和2年9月に、おかげさまで70周年を迎えることができました。
ご存じのように、令和2年からは、新型コロナウイルスがパンデミックとなり、かつて経験したことのない状況となりました。これらの苦難にも関わらず、業界の健全なる発展を目的に、今日まで工業会活動の推進力となっていただきました関係各位に心より感謝を申し上げます。
当工業会は、設立以来、消費者の衛生と製品の人・環境への安全の確保に一貫して取り組んで参りました。現在で言われる、生活者のQOLの向上とサステナブルな社会への責任に取り組んで来たということになります。
サステナビリティについては、2015年に国連で採択された、「持続可能な開発目標(SDGs)」を当工業会でも取り入れ、地球と人の環境・安全への取り組み、消費者への啓発等に活用しています。
温暖化対策や循環経済の形成など、複雑化した課題の解決やSDGsの目標達成のために、国・地域や業界を超えたネットワークを通じた協力関係が益々高まっています。今、世界は、デジタルツールによって、かつてないほど密接に繋がっており、グローバルな協力を推進する機会が広がっています。
当工業会としてはこれからも、消費者のQOLを向上し、またユーザーの方々のお役に立つ付加価値の高い製品づくりに励むと共に、海外との密な交流などによりサステナブルな社会への責任を果たすべく、業界一丸となって取り組んでまいります。
工業会・業界の諸先輩ならびに会員企業各社の皆様の長年のご尽力に感謝すると共に、これからのSDGs達成に向けて、皆さま方の引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。
当工業会の活動とSDGsとのつながり
当工業会の活動は、2015年9月の国連総会で採択された『SDGs(持続可能な開発目標)』とつながりがあります。
清潔で健康的な生活に寄与する石けんや洗剤類の提供と、児童や教育現場への手洗い啓発活動は[ゴール3:すべての人に健康と福祉を]、河川における界面活性剤の環境モニタリングは[ゴール6:安全な水とトイレを世界中に]、容器包装プラスチック使用量の削減は[ゴール12:つくる責任 つかう責任]とそれぞれ関連しています。これらの活動を通じて、国際社会全体の目標であるSDGsへの貢献を目指しています。
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