日本石鹸洗剤工業会(JSDA)
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2011年6月15日更新
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新会長ごあいさつ

「安全・安心」の提供と、
「循環型社会の形成」への努力を


日本石鹸洗剤工業会 会長
日油株式会社 代表取締役社長
大 池 弘 一

 5月20日の第61回定時総会にて、第26代会長に選任された大池でございます。この『クリーンエイジ』の紙面をおかりし、ご挨拶を申しあげるとともに、工業会を代表して、東日本大震災で被災された皆様に対し、謹んでお見舞い申しあげます。そして、一日も早い復興を心より祈念しております。

 尾崎*前会長の後任として、60年の歴史と伝統のある工業会の会長という重責をお引き受けし、その責任の重さを強く感じております。まずは、皆様のご支援、ご鞭撻のほどを、何卒、よろしくお願い申しあげます。

 私ども業界の2010年の実績は、石鹸洗剤が販売数量・金額ともに、対前年比で101%であり、油脂製品は販売数量115%、金額104%でした。2011年も数量と金額ともに2010年を超えるよう、会員とともに頑張ってまいります。

 工業会が適切に対応しなければいけない課題は数多くありますが、その中でも注力すべき四つの課題について申しあげます。

 第一は「安全・安心」の提供です。各種の化学物質を原料として使用している我々が何よりも優先して取り組まなければならないことは、使用している化学物質の安全性を客観的に、そして科学的に評価し、消費者の皆様に安心して使っていただけるようにすることです。また、私どもの製品を原料としてお使いいただいている企業ユーザーの皆様にも、安心してお使いいただくための活動を続けてまいります。その一環として1994年から継続している、河川水中の関連する界面活性剤の濃度の定点測定を続けてまいります。さらに、世界的に検討が進んでいる化学物質の管理強化の考え方に則って、経済産業省や関連団体と連携を図りながら、前年からの活動を継続強化し、家庭用製品の一部で開始したGHS表示の導入などを工業会として率先して推進してまいります。

 第二は「循環型社会の形成」への努力です。持続可能な循環型社会の形成に向け、産業界の一員として、技術革新による新製品や、製品製造プロセスの改善により、省資源化やエネルギー効率を高め、地球温暖化ガスの一つとして挙げられている二酸化炭素の排出削減にもつながるよう努力してまいります。また、我々の製品の容器包装に使用しているプラスチック量の削減努力についても、新しい自主行動計画の達成に向け活動を継続してまいります。

 第三は「啓発・普及活動」です。工業会の活動の成果を積極的にホームページや広報機関紙、学会を通して発信し、我々の活動について評価あるいはご理解いただくとともに、業界製品の科学的な、正しい知識の啓発、普及活動を行ないます。また次世代を担う小学生を対象にした、「手洗いポスターコンクール」を実施することにより、手を洗うことの大切さを伝えてまいります。

 最後に、「魅力ある製品」を提供していくことです。業界をあげて、消費者の皆様の生活を豊かにする、あるいは企業ユーザーの皆様に喜ばれる、有用な高機能製品を開発し、提案しつづけてまいります。

 これらの課題への対応を、国内外の関連団体と協力して推進するとともに、存在感のある工業会を目指してまいります。皆様、よろしくお願いいたします。
◆平成23〜24年度の新役員体制
会 長 大池 弘一 〈日油株式会社 取締役社長〉
副会長
(油脂製品部会長)
阪本 稜雄 〈阪本薬品工業株式会社 取締役社長〉
副会長
(石鹸部会長)
宮崎 仁之 〈牛乳石鹸共進社株式会社 取締役社長〉
副会長
(洗浄剤部会長)
藤重 貞慶 〈ライオン株式会社 取締役社長〉
副会長
(会計担当)
尾崎* 元規 〈花王株式会社 取締役社長〉
副会長 高森 竜臣 〈株式会社資生堂 取締役常務〉
大柳 雅利 〈第一工業製薬株式会社 取締役社長〉
桐山 一憲 〈プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 取締役社長〉
専務理事 石井 茂雄 〈日本石鹸洗剤工業会 専務理事〉

(*名前の崎の漢字は、正しくはzaki


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