2008年 秋号 (215)

● 油脂の高騰は続くのか?
2007年から、急激な価格高騰が続く、油脂の今後の動きが注目されています。最近、中国やインドといった人口の多い国の生活向上にともなって食用需要が伸び、油脂の価格が上昇しつつあります。
特に昨年後半からは、投機筋が石油以外の資源にも目をつけはじめ、それをきっかけに大豆油やパーム油を筆頭に油脂の高騰が始まったとみられています。
今年にはいってからも、投機筋の影響を受け続け、価格が不安定となっています。(こちらに関連記事)

● 『月刊消費者』で洗剤を解説
昨年8月の『月刊消費者』に、重大な事実誤認に基づいた洗剤の記事が掲載されたことを受けて、当工業会では発行元の(財)日本消費者協会に対して、読者の誤解を解消すべく、正しい情報の掲載を要望していました。
その結果、改めて同誌編集部による当工業会への取材などを経て、2008年6月の同誌に、「洗剤」と題した解説記事が掲載されました。

■INFORMATION
◎ 2007年版『統計年報』を刊行しました
日本石鹸洗剤工業会の『統計年報』2007年版(No.57)が刊行されました。これは、毎年、石鹸・洗剤、油脂製品、原料油脂などの統計をまとめたものです。B5判104ページ、制作実費3,120円(送料込み)でお分けします。入手方法はこちらをご覧ください。
◎ 解説資料『石けん・洗剤類の関連法令・法規』改定版を発行します
製造から廃棄まで、適用を受ける20の法律のほか、自主基準もあらたに掲載しました。個々の法律が改正された場合にも、常に最新の内容に差し替えられるよう、今回の改定では、A4判バインダー形式で発行します。価格は、送料込みで2,920円(1部送付の場合)です。入手方法はこちらをご覧ください。

■コミュニケーション活動日誌
6月18日
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『月刊消費者』6月号の「生活ディスク」欄で、洗剤について取材協力をした件に関連して、経済産業省化学課と消費者相談室を訪問。
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6月19日
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『毎日新聞』「声」欄5日掲載の「(蛍光剤が体に影響を及ぼすので)合成洗剤の贈答を一考してほしい」は、誤解に基づく考えであることを、「蛍光剤入り洗剤 安全です」の表題で、改めて同紙面上にて解説。
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7月16日
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三鷹市消費者の会が、「市内公共施設内での石けん使用」を同市市長に求めている件で、消費者の会が問題にしている洗剤の安全性については、すでに「通常使用なら問題ない」とする国や東京都の見解があることを、同市長あてに要望書の形で提出。
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7月28日
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西宮市消費生活センターを訪問。同センターのホームページや展示パネルで、合成洗剤には、発がん性や奇形を引きおこす成分が含まれている等と、誤った記載があることに対し、善処を要望。
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7月28日
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大阪府を訪問。合成洗剤対策要綱見直しの状況について情報交換。
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7月29日
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東大阪市、枚方市を訪問。情報交換。
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