JSDAからGHS実施ガイダンスを発表
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第6回ASDACは、台湾石鹸洗剤工業会の主催により、2007年9月18日に台湾のチャンイー(嘉義)市のナイスプリンスホテルで開かれました。チャンイー市は、台湾新幹線で台北から南に約1 時間半の、北回帰線上に位置します。
今回の会議には、台湾、中国、マレーシア、オーストラリア、日本、インド、米国、ヨーロッパから約180人が出席しました。会議では13件の発表が行なわれ、18のブースで商品展示が行なわれました。
当工業会からは、中嶋会長を始めとして、辻本国際委員長など16名が参加し、環境・安全専門委員会の山本昭子委員が、「GHS Implementation for ConsumerProduct in Japan」と題して、日本におけるGHS 進捗状況、当工業会が自主的に作成したGHS 実施ガイダンスなどについて発表しました。
この前日の9月17日には、第4回ASDAC SteeringTeam Meeting が、ビザの関係で出席できなかった中国を除く、オーストラリア、インド、台湾、日本の4 団体が出席して開かれ、GHSの最新状況の確認、ASDACの今後の活動について協議されました。 |
「ASDAC」は「AOSDAC」へ発展
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このなかで、オーストラリアのACCORDが、新規メンバーとして認められたことにより、ASDACの名称を「AOSDAC」(Asia Oceania Soap and DetergentAssociation Conference)とすることが同意され、翌日のASDACで報告されました。
また、オブザーバー参加のインドの団体であるOTAIも、現在あるインドの工業会と、将来合併する話が実現すれば、会員資格があることも確認されました。第6回目を迎えたASDACも、将来は、北東アジア、東南アジア、南アジア、オセアニアの広い地域を対象にした石鹸洗剤会議になっていきます。
ASDACは、AOSDACと発展することになり、今後は、日本が中心となって、各国・地域の統計、法令・規制、環境関連サスティナビリティなどに関する情報を収集し、e-Newsletterとして年に2 回発行することになりました。
欧米を含めたグローバルな工業会のネットワークについては、JSDAとACCORDが積極的にこれに参加し、AOSDACのために情報収集と調整をはかっていくことも確認されました。 |
辻本国際委員長(右)と山本環境・安全専門委員(左)
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