2007年9月(211)号

■工業会の動き
● GHS導入手引書をまとめ年内には公表予定 国連が世界共通基準での推進を勧告したGHS(化学物質の分類と表示の統一基準)を、当業界の製品にどのように適用するか、当工業会では環境・安全専門委員会が中心となって検討を進めてきました。
その結果、このたび「リスクに基づいてヒト慢性健康影響の表示を決定する方法」について第三者の専門家による評価を終え、GHS導入手引書がまとまる運びとなりました。年内にはWebで、初版を公表予定です。
● ASDAC でもGHS 協調導入を提案
9月17日から台湾で開催される、第6回アジア石鹸洗剤会議(ASDAC)で、上記のGHS 導入手引書を、各国が協調して導入できるよう、当工業会から提案します。

■INFORMATION
◎ 第二回JSDAクリーンセミナーのご案内
第二回目は、「安全はどうやって確かめるの?」と題して、財団法人残留農薬研究所・毒性部 青山博昭氏に講演していただきます。10月24日(水)午後2時から、場所は東京・日本橋の油脂工業会館。入場無料で先着80名まで受け付けます。9月下旬以降、JSDAホームページ・お知らせコーナーをご覧ください。
◎ 石鹸・合成洗剤技術の系統化調査まとまる
国立科学博物館産業技術史資料情報センターが進めてきた、日本の各種産業分野の「技術の系統化調査」の一環として、このたび「石鹸・合成洗剤」分野の調査報告書が完成しました。
国会図書館のほか、各都道府県立図書館と、同博物館・新宿分館で、閲覧できます。

■コミュニケーション活動日誌
6月19〜21日
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関西の自治体(大阪府、堺市、東大阪市、西宮市、川西市、舞鶴市)を訪問し、コミュニケーション推進活動を実施。
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6月27日
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生活クラブ生協神奈川より当工業会に対し、「石けん推進自治体の施策が危ない?〜緊急シンポジウム〜」(7月21日開催)への参加要請文書を受領。しかし、同シンポジウムは他のパネラー全員が合成洗剤反対者で占められており、会の目的からも公平な論議が期待できないと判断して、この要請は断わった。
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7月19日
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協同組合石けん運動連絡会(協石連)からの6月20日付の再質問・再申入れ文書に対し、当工業会としては合成洗剤誹謗の是正を今後も求めていく姿勢に変更のないことを、文書で回答した。
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7月25日
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神奈川県から洗剤の現状に関する19項目にわたる質問事項について、面談のうえ詳しく説明・回答し、情報提供に努めた。
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8月1日
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小学校教員向け夏季環境研修会を、日本化学工業協会・プラスチック処理促進協会と合同で実施。工場見学会を開催した。
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