地球ピカピカ大賞

2005年度表彰から受賞校紹介

地球ピカピカ大賞
2005年度表彰から受賞校紹介(2)

　長崎市では昭和57 年に水害があり、ホタルの会はその慰霊から発足し、今のホタル放流慰霊会にもつながっています。伊良林小学校の近くを流れる中島川・お手水川や、校区周辺の清掃活動も全校とPTA が協力して、200 人規模で行なっています。1 学期にはホタル飛翔後、2 学期にはホタル幼虫放流前、３学期は6 年生卒業記念として、それぞれ川の清掃が実施されています。
　学校の中でホタルの幼虫を飼育し、それを川に放して、小さな生物とも共生できる長崎の水辺や河川の自然環境を守っていく心を、こどもたちに育てていこうとしています。

　世羅町は広島県東部の山間部に位置し、東小学校は周辺をなだらかな丘陵が取り囲んだ果樹・園芸などを主とする農村地域の中にあります。小さな集落が分散している地域事情の関係で、生徒数も全校で39 名という小規模な学校です。
　学校の前には、ホタルやメダカが成育している自然豊かな砂田川が流れており、こどもたちはその保護を訴える横断幕や看板を作って活動をすすめ、周辺や水辺の美化にも力を入れてきました。
　自然を大切にする子供たちの気持ちが実って、今では遠くからも多くの人がホタル鑑賞に集まってくるほどになりました。