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2005年6月15日更新
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2005 世界オレオケミカル会議
が開かれました


 「オレオケミカル( 油脂化学)」とは、パーム油やヤシ油など、主に植物系の油脂を原材料として、製品を生み出す化学のこと。石油を原料とするペトロケミカル( 石油化学) に対して、こう呼ばれている。

 ヨーロッパオレオケミカルおよび関連製品団体(APAG) がリーダーとなり、米国石鹸洗剤工業会(SDA)および日本石鹸洗剤工業会(JSDA)、米国油化学協会(AOCS)、ASEAN オレオケミカル生産者団体(AOMG)が共催した「2005 世界オレオケミカル会議」が、去る4 月11日から13日までの3日間、ギリシャの首都アテネで開催されました。
 バルセロナで開催された前回の「2002 世界オレオケミカル会議」では、油脂、脂肪酸、グリセリンおよびその誘導体の動向が中心に論議されましたが、今回は内容面で若干異なり、テーマも“Meeting the Demands of the Future”と、将来の用途開発を意図した末端商品におけるオレオケミカルズの機能・効果などに関する報告が主体となりました。
 日本からも、花王株式会社 桂木氏の『ダイアシルグリセロール…その栄養機能と用途』、ライオン株式会社 掬川氏の『消費者商品…日本の状況』、株式会社資生堂 原氏の『資生堂のグローバルマーケット戦略』といった報告が行なわれました。
 セッションVではライオン株式会社の向山氏が副議長として尽力され、最新のマーケット情報、技術情報の紹介など、活発な質疑応答が交わされました。
 特に、欧州の“バイオディーゼル開発”と共に発生する、多量のグリセリンを、いかに活用するかについての報告が注目されました。さらに、最近の原油の高騰などから、石油系高級アルコールから植物系高級アルコールヘの切り替えなど、ますますオレオケミカルの重要性が高まるとの報告などがありました。

(日本石鹸洗剤工業会事務局 胡間俊男)



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