日本石鹸洗剤工業会(JSDA)
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2005年6月15日更新
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新会長からのごあいさつ

各課題に適切に対応していく努力を


日本石鹸洗剤工業会 会長
ライオン株式会社 社長 藤重 貞慶

 歴史と伝統のある、日本石鹸洗剤工業会第18 代会長を努めるにあたり、その責任の重さを痛感しております。
 わたしども業界の昨年の対前年比実績は、出荷量で101%、出荷金額では102% と、前年を越えることができましたが、刻々と移りゆく社会の変化に対して、業界として適切な対応を迫られている課題もまた、山積しています。
 なかでも、今年度、取り組まなければならないテーマは、大きく二つあると考えております。
 一つは、8月31日から9月1日にかけて開催される、『第5回ASDAC 国際会議』を成功に導くことです。
 2年に一度開催されてきたASDAC でありますが、今回は当工業会が主催団体となり、過去最多の八か国が集い、東京で開催されます。また、ゲストとして米国SDAと欧州AISE のトップも、出席されることになりました。
 工業会会員企業が積極的にバックアップを図り、怠りなく準備を進めていきたいと思います。
 二つ目は、地球環境への限りない配慮を、何よりも最優先し、実行することです。このなかには、化学物質管理、GHS導入への対応、地球温暖化ガス排出抑制等、広範で国際的な問題も、多く含まれてきます。
 製品に化学物質を使用しているわれわれの業界としては、持続可能な循環型社会形成に向けて、化学物質の新たな規制やその方向性を理解し、引き続き関係する化学物質が環境やヒトヘどのような影響があり、その安全性はどうか等の確認のため、ますます研究調査活動を深めていかなければなりません。
 GHS導入については、引き続き、経済産業省や海外を含めた関係団体と緊密な連携を図りながら、より具体的に検討を進めていきます。欧米のみならずASDACメンバー国とも導入に対する考え方、歩調を合わせていく必要があり、第5回ASDACの機会を捉えて、ASDACGHS対応会議を開催していく予定です。
 地球温暖化ガスを1990年比8.6%削減させるという、産業界に要請されている目標をクリアするには、大変な困難を極めるものと考えられます。会員企業においては、既に、削減努力をしているところでありますが、産業界の一翼を担う当業界としても、なお一層の努力をしなければなりません。大切なことは、強制的に削減努力を求められるのではなく、子孫に残す地球環境を考えて行動していくことだと思います。
 工業会で行なっている環境保全に関する研究・調査活動の成果を積極的に発信し、業界製品の正しい知識の啓発、普及活動に役立てていくと同時に、クリーンキャンペーン等の社会活動にも継続して努力していきたいと思います。
 そして、石鹸洗剤工業会会員各社が、日頃目指している、「安心・安全な商品つくり」「環境にやさしい商品つくり」「安定的に、継続的に、適正利益が確保できる、付加価値の高い商品つくり」、この後方支援の機能をより充実させ、それぞれの課題解決に向けて、尽力してまいります。


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