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第17回 環境美化功労団体表彰
地球ピカピカ大賞--2004年度表彰から受賞校紹介(4)
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三重県津市立一身田小学校
寺内町の伝統と毛無川の環境を大切に
「クリーンクリーン大作戦」で地域の環境美化活動
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「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ」と昔から繁栄してきた津市は、その郊外に、真宗高田派の総本山である専修寺を中心に、江戸時代からの古い町並みや建物と、それらを環濠がとりまく寺内(じない)町が残っています。津駅から車で10 分ほど北へ行ったところ、一身田(いしんでん)にある一身田小学校は、この専修寺と寺内町に隣接しています。史跡や文化を今に伝える伝統と、それを大切にしながら住むお年寄りも多い古い町が、子供たちのごく身近にあるのです。
こうした地域の特徴を活かし、子供たちが地域を理解し、地域の住民と交流するのも重要な課題で、校内には「こども資料館」と書かれた部屋があり、その中には、子供たちが作った寺内町の模型や寺内町にゆかりのある生活道具なども展示されていました。
2000 年から、生活科の学習時間を通じて、「クリーンクリーン大作戦」と称して地域の川清掃や草取り、花の種を播いて花壇を整備するなどの活動を始めています。学校のすぐそばを流れ、伊勢湾に注ぐ志登茂川につながる「毛無川」のフィールドワークが、その活動の発端でした。少しでも昔のきれいな川に近づけたいと、試行錯誤をしながら活動を重ねるなかで、地域住民との交流も深まり、地域の環境美化意識の向上にも貢献しています。 |
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