(児童数102人)
上越市大字上箱井
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豊かな水量と良質な水質を誇る川で 鮭の人工孵化・放流活動
直江津の真ん中を日本海に注ぐ関川を10キロ南に遡ったところで支流の矢代川が分岐し、そこからまた3キロ。広がる田園地帯の中に、和田小学校はあります。校庭には雉が訪ねて来るというほど自然が豊かな地域ですが、妙高の北麓から流れ出す矢代川は、ダムや堰を経ることなく流れ下っているという今ではめずらしい川です。
よい米が取れる豊かな水量と良質な水質を誇るこの川の周辺地域では水環境を守っていこうとの意識が高まり、子供たちも10年以上前から鮭の人工孵化・放流活動を行ないながら矢代川について学んできました。学校近くの瀬渡橋付近を中心に河川の清掃を続け、美化ポスター作成などに活動は拡大し、自発的にゴミを拾い持ち帰るなど、大人が教えられることも多いとのこと。国交省や公民館の関係者も水質分析や河川での楽しみ方の指導を通して子供たちの活動を支援し、周囲の大人たちも共に学びあっています。
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(児童数24人)
吾妻郡中之条町大字四万
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通学路などの清掃を20年
続けてきた「緑の少年団」
有名な四万(しま)温泉は、JR吾妻線の中之条駅から四万川に沿って車で40分ほど北に入ったあたり、新潟県境も近いところです。四万川沿いに3つの温泉地区が細長く点在しているこの地域の南よりに位置し、旅館や民宿の点在している川の通りからは、徒歩で5〜6分ほど坂を登ったところに、明治時代に開校された歴史のある中之条町立第三小学校はあります。
1985年発足の「緑の少年団」を中心に、約20年にわたって通学路などの清掃活動を行なってきました。全校児童24名という小さな学校の在校生の多くは温泉旅館関係者の子弟ということもあって、5年前からは地元の温泉協会が発足させた「四万を日本一美しくする会」と合同でさらに活動を広げました。四万の美しい自然を守るために、PTAや地域住民と協力して「四万川」の清掃活動にも参加し、各地区の子供会ごとの清掃活動も実施しています。
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