(児童数222人)
小野田市松浜町
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自然に伸び伸びと取り組む山と海の清掃活動
周防灘に面した小野田市の南端にある本山小学校の、北側は竜王山という公園や池を含む山地、南側は工業地帯が広がる一帯では貴重な焼野海岸の砂浜がのびています。海と山に囲まれた大自然に恵まれた立地を活かして、20年前から「海の学習」と「山の学習」という地域の自然を対象にした学習を継続してきましたが、そのなかで校区内の清掃美化活動も始まりました。教育の一環として誇りをもって取り組んでいる自然保護活動そのものが学校の校風となっていて、学校内だけの活動にとどまらず今では地域の伝統にまで定着しています。
児童たちが、自然な気持ちで伸び伸びと取り組んでいる清掃活動も、近年では6年生が中心となった「緑の少年隊」の活動もあって地区の公園、竜王山、焼野海岸等、学校の周辺地区にも広がって、花いっぱい運動や、山野草保護活動などとともに重要な行事となっています。
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(児童数11人)
米子市彦名町
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身近な水環境をきれいにするためにできることを
米子市彦名地区は、細長く境港まで延びる弓ケ浜と中海に挟まれた小さな半島の南東に位置しています。少し歩けば中海のすばらしい眺望が開け、湖岸には水路や水鳥公園もあり、身近な水環境とともにあるここでは、15年ほど前から地域の小中学生が「彦名地区ちびっこ環境パトロール隊」を編成し、町内の道路・側溝、中海海岸、生活排水路などを定期的に巡回し、清掃活動を継続してきました。
中海も水質悪化に悩み、この地区の下水普及率は全国平均より低いことから、家庭排水の汚れを少しでも少なくするため、不要になったストッキングを利用してキッチンからの排水をろ過するなど、子どもが家庭単位でできることを地道に行なっています。中海を含む周辺の河川の環境状態を知るバロメーターとしてめだかに焦点をあて、めだかの生息を学習するためにめだか池を作り、めだかの観測を行なう「めだか探検隊」も活躍しています。
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