山口県周南市は今年の春、徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町の合併で誕生した新しい市です。山陽新幹線の徳山駅から北へ10キロほど行くと、戦国時代の山口に大内文化を謳歌した大内氏の沼城があった丘陵があり、そこに周囲を水田に囲まれた沼城小学校はあります。
もう15年前から、学校やその周辺や通学路、学校近くを流れる須々万川の清掃など地域の環境美化活動を、全校で行なっています。また、20年も前からはじめた花壇づくりは、園芸委員会が中心となり、苗を育てて各学級に配り、希望の家庭にも贈り、花いっぱいのきれいな学校・地域にしようとしています。県や市の主催する花壇コンクールでは入賞の常連でもあります。
地域の大人たちもこどもたちの美化活動に協力し、清掃と水質調査を続けてきた須々万川には、最近ではホタルの飛び交う姿も見られるようになったということです。
「花をみてきれいと感じ、田植えをして食べ物の大切さを知り、ごみを拾って清々しさをあじわう」その感覚が、この"地域クリーン作戦"の原動力となっています。
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周南市立沼城小学校
(児童数 365人)
山口県周南市須々万本郷
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