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2003年3月15日更新
01.*石けん洗剤の化学 *目次へ 
参照カテゴリ> #03.基礎 #06.CLEAN AGE 193号 

界面活性剤メモシート

*1 その原理はどんなもの
*2 その性質はどんなもの?
*3 その作用は?
*4 その種類は?
*5 その性質は?
*6 その用途は?
*7 その製造法は?
*8 機能と用途は?

界面活性剤メモシート(7)その製造法は?
親油基だけの油脂に親水基をつける
●どのようにしてできるか
界面活性剤は、一分子中に親油基と親水基をもち、親油基の性質(炭素数の長さなど)や親水基の性質(陰イオン性、非イオン性、陽イオン性など)によっていろいろな機能が出てきます。これを利用してさまざまな製品・用途に使われているわけです。
このような界面活性剤をつくる場合、まず目的とする機能に合わせて親油基を選びます。親油基は動植物油脂や石油(パラフィン)を出発原料にしています。動植物油脂の場合は脂肪酸や脂肪酸メチルエステルに、さらには高級アルコールへ、石油の場合は直鎖アルキルベンゼン、α-オレフィン、さらには高級アルコールへと、親水基をつけやすい中間原料に加工されます。

●スルホン化などで親水基を
これらの中間原料は、硫酸化やスルホン化されたり、水酸化ナトリウムなどで中和されることによって、親水基が導入されます。これが、陰イオン界面活性剤になります。脂肪酸の場合は、そのまま水酸化ナトリウムで中和すれば、親水基が導入されて石けんになります。
中間原料の高級アルコールに、親水基として酸化エチレンを付加重合すれば、非イオン界面活性剤のAEが得られ、さらにこれを硫酸化することにより、陰イオン界面活性剤のAESが得られます。
陽イオン界面活性剤は、中間原料にアミノ基を導入して、つくられます。


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