2002年3月(189)号

■工業会の動き
●下水処理場での洗剤主成分の除去性能を測定, AEの測定は国内初
家庭用洗剤に使われる界面活性剤の中で、最も使われている陰イオン系のLASと、同じく非イオン系のAEの除去率を調査しました。
結果はLASが99.5〜99.8%、AEが99.9%以上と、これまで洗剤(陰イオン系)の指標として使われてきたMBAS(97〜98%)や、BOD(90〜93%)と同等以上なことが確認されました。(詳しくは環境年報Vol.26に掲載されています。入手方法は http://www.jsda.org/ をご覧ください。)
●化学物質と環境円卓会議に参加
昨年7月の総理主宰「21世紀『環の国』づくり会議」の提言を受け、化学物質による環境リスクの低減について情報の共有と相互理解を深めることを目的にした「化学物質と環境円卓会議」が昨年末から開かれています。産業界と市民・行政・学識経験者の代表からなるこの会議では、今後インターネットの活用、フォーラムの開催等を通じて各界の意見を集約する予定で、当工業会からは出光環境保全委員長が参加しています。(詳細は環境省 http://www.env.go.jp/chemi/entaku/ )
■INFORMATION
◎関西支部事務所を3月末で閉鎖します
長年親しまれてきた関西の拠点ですが、インターネットに代表される情報化、効率化の時代の流れのなかで、事務所を一本化することになりました。
◎クリーン調査結果の全文を実費でお分けします
本号掲載の「ヘアケア/ヘアカラー」のほか、バックナンバーについても各500円(送料込み)でお分けしています。郵便切手を同封してお申し込みください。
◎「石けん・洗剤Q&A」2002年改訂版ができました
最新の商品情報と科学的知見を取り入れるとともに、規制緩和に伴う法律改正の反映や、新たにごみ削減の項目を追加して、充実を図りました。設問は集約して全120問です。
A4判、全120ページ、1部800円、送料310円(1部の場合)。お申し込みは代金同封(郵送切手代用可)でお願いいたします。
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