広がる手洗い啓発の取り組み
〜清潔で健康的な暮らしのために〜
日本石鹸洗剤工業会は、清潔で健康的な暮らしを次の世代に引き継いでいくため、子ども達を対象とした手洗い啓発に力を入れています。2009年からは毎年「手を洗おう、きれいな手!」ポスターコンクールを主催し、受賞校での手洗い教室も実施してきました。手洗いの大切さを子ども達に伝えて、風邪や食中毒の予防に役立ててもらうとともに、周りの大人達や地域社会にも手洗い習慣が浸透していくことを期待し、業界全体で取り組んでいます。
最近の事例として、会員社が行政と協力して行なった手洗い啓発活動をご紹介します。
●ライオン株式会社
『キレイキレイのまち 坂出』プロジェクト
ライオングループでは、“地域密着型の手洗い啓発活動”を掲げ、ハンドソープの生産拠点を置く香川県坂出市との協働プロジェクトを2014年からすすめています。地域の幼稚園・保育所、小・中学校、市民向けイベントなどで、従業員が主体となって正しい手の洗い方を広めています。また、授業に利用できる手洗い啓発DVDを作成して教職員をバックアップするなど、市民と一緒に衛生習慣の浸透と定着に取り組んでいます。
●花王株式会社
『子ども霞ヶ関見学デー』
花王は農林水産省のフード コミュニケーション プロジェクトに参加しています。その一環で、7月27〜28日に省内で実施されたイベント「子ども霞ヶ関見学デー」では、「しっかり手洗い、びょうきをふせぐ」という講座を開きました。低学年には少し難しい内容も含まれていましたが、早いうちから正しい手洗いの大切さに触れてほしいと、指導にも熱が入り、訪れた子ども達も熱心に聞いていました。希望者を対象にした手洗い実習も好評でした。