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2007年12月15日更新
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参照カテゴリ> #03.洗濯,住居 #06.CLEAN AGE 212号 

*第53回
(2007年7月調査)から

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ペットと暮らせば気になる毛と臭いと…
ペットと暮らす女性その清潔意識は?
ペットと暮らす女性その清潔意識は?

 ペットブームは一時的流行から完全に生活の一部として定着し、犬や猫と共に暮らしている人多いようです。家の中で動物と暮らす人々が、日常どのような衛生行動をとっているか、その清意識も気になるところです。
 そこで、首都圏の犬と猫の飼い主各100人ずつ、計200人の女性(20 〜40代)を対象に、どんなことが気になり、どんな対策をしているかなどについてインターネット調査で聞いてみました。


ペットといっしょに寝る人は7 割
ペットの毛と臭い・犬はシャンプーで
ペットとの生活では除菌対策7割
ペット用の服着用も犬では7割近く



ペットといっしょに寝る人は7 割

 今回の調査では、犬猫ともに長毛種と短毛種が半々になるようにし、回答者はそれぞれ家の中で飼っている女性に限定しました。
 調査対象でのペットの種類をみると、犬ではミニチュア・ダックスフンドとチワワがそれぞれ2割前後と、この2種で全体の4割近くを占めており、猫では半分近くが雑種・MIXとなっていて、アメリカンショートヘアとペルシャも各1割〜1割弱ありました。
 現在飼育中のペットが初めてという人は、200人のうち約4割でした。犬猫別にみても違いはありませんでした。
 また、犬では5割の人が「家の中にペット専用スペース・区切られた空間がある」と答えており、猫ではそれが2 割しかないこととあわせて、犬と猫のペットの特性・違いを示しているようです。
 「夜、ペットといっしょに自分のベッド・布団で寝ることはありますか?」という質問については、「寝ることはない」という人は全体の約3 割。「よくある」と「たまにある」を合わせた「ペットといっしょに寝る」人の計は約7 割、という結果がでました。
 これも、“ペットは家族の一員” という、最近の傾向を表しているものということもできそうですが、犬猫別にみるとまた違いがありました。
 犬の飼い主では「いっしょに寝る」は55%ですが、これに対し猫の飼い主では84%となっていて、猫ではいっしょに寝るのはほぼ当たり前、という結果でした。


ペットの毛と臭い・犬はシャンプーで

 いくら好きなペットでも、家の中でいっしょに暮らせば、いろいろ気になることも多いことでしょう。ペットと共に生活する人は、具体的にどんなことが気になっているのでしょうか。それをまとめてみると、図1のようになりました。
 やはり、ペットの毛と臭い、トイレやノミ・ダニなどが気になる割合が高いようです。なかでも、毛については犬猫ともに8割超の人が気にしていますが、その対策はどうなのでしょうか。
 掃除機(86%)、粘着クリーナー(70%)、ペーパーモップ(44%)などを使って掃除するということで、特別な道具としては粘着クリーナーくらいのようです。
 ペットの臭いで気になるものは、トイレ(64%)が多く、口臭(32%)、体臭(28%)と続きます。
 臭い対策については、消臭・芳香剤・スプレーなどを使用するほか、とくに体臭についてはシャンプーをする人の割合が全体で66%と高く、空気清浄機を使うという人も31%で続いています。
 これを犬猫別にみると、犬の飼い主の87%はシャンプーをしており、猫の44%に比べて高くなっています。空気清浄機を使う人では、犬猫の差はありません。
 臭いについては個人差のようなものもあるようですが、ペットといっしょに寝ている人では気にする率も低く、全般的には猫の飼い主のほうが臭いはあまり気にしていない、という傾向があります。

図1 ペットとの暮らしのなかで気になることは
fig.1
↑濃い色の部分が「気になる」と「やや気になる」を合計した「気になる率」

ペットとの生活では除菌対策7割

 屋内でペットと暮らすために、なんらかの除菌対策をしているという人は、全体の7 割超にもなります。
 その内訳では、除菌スプレー(43%)、空気清浄機(40%)、除菌効果のウエットティッシュ(23%)、除菌効果の洗剤(15%)などとなっています。
 除菌対策については、犬猫の差はほとんどありませんが、除菌スプレー使用については20代の飼い主では5割を超えていて、50代飼い主の3割と比し、世代的な感覚の差はあるようです。
 ペットをかわいがる、ペットと共に生活する、家族の一員といった意識の浸透は、「ペットに服を着せる」という行為にもつながるのかも知れません。そこで、今回の調査では、これについても聞いてみました。


ペット用の服着用も犬では7割近く

 全体では64%が「ペットに服を着せることはない」と答えており、服を着せるのはまだ少数派にとどまっていますが、これを犬猫別にみるとまったく違った印象になります。
 猫の飼い主では、「たまに着せる」という人が7%あるだけなのですが、犬の飼い主では、「服を着せることがよくある」(18%)、「服を着せることがたまにある」(48%)、合わせて66%がペットの愛犬に服を着せているのです。
 犬の場合、ペット服はもはや“常識”、となって定着しているようです。
 服があれば、洗濯があります。ついでにそれらペットの服をどのように洗っているか、についても聞いてみました。すると、いちばん多い答えは「家族の物と別に自宅の洗濯機で洗う」(40%)、ついで「家族の物といっしょに自宅の洗濯機で洗う」(32%)、「家族の物と別に手洗いをする」(25%)となっていました。(図2)
 ほんとうに、ペットは家族なのですね。

図2 ペットの服の洗い方
fig.2

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