「お風呂に入る」という行為は、日本人の日常生活のなかでは、単に清潔にするという実用的意味をはるかに超えています。いまでは、ほとんどの家に浴室・浴槽があり、シャワーも備えられていますが、実際にはどのような入浴行動が多くみられるのでしょうか。
浴槽にざんぶりと浸からないとお風呂に入った気がしない、という人もあれば、シャワーでザーッと流すだけが気持ちいいんだ、という人もあります。そうした、入浴行動のタイプについて聞いてみました。
やはり、世代や属性によって傾向がはっきりでており、40代主婦で「どちらかといえば浴槽に浸かる入浴」の“ざんぶり浴槽派” が90%を超えているのですが、20代女性はというと63%です。これが、20代男性では33%と低くなっているのです。
今回の調査では、この20代男性の入浴行動には大きな変化がみられました。過去2回の調査では、“ザーッとシャワー派” と比較しても、“ざんぶり浴槽派” の比率が高かったのですが、今回調査では明らかに“ざんぶり派“を“ザーッと派” が逆転しています。
忙しい、めんどくさい、といった意識の変化も、その背景にあるのでしょうか。また、20代女性では男性の倍も“ざんぶり派“が多いのは、若い女性の間で人気の温泉ブームや美容と関連もあるのかもしれませんね。
グラフ1 お風呂の入り方にも… |
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