日本石鹸洗剤工業会(JSDA)
home JSDA概要 沿革 組織・会員 統計 資料・刊行物 リンク 総目次 English
JSDAの活動 安全と環境 石けん洗剤知識 役立つ情報 クリーンキャンペーン CLEAN AGE
2003年12月15日更新
01.*クリーン調査 *目次へ 
参照カテゴリ> #03.洗濯,住居 #06.CLEAN AGE 185号 

*第42回
(2000年11月調査) 

←前へ 次へ→


「洗濯と掃除」
きれいにする家事のこんな事情


今回の調査のテーマは、家事の中でもかなり大きなウエイトを占める「洗濯と掃除」です。首都圏に住む20代の一人暮らしの女性101名・20〜40代主婦(専業主婦101名/有職主婦214名)の計315名の女性を対象におこないました。住居形態は一戸建て3対集合住宅7の割合。主婦の場合は、家族の平均人数は2.8人、子供は平均1.4人です。3年前の1997年秋にも同様のテーマで調査していますので、主なポイントで比較もしてみました。

洗濯は夜型が増加
洗濯と表示
掃除の頻度と時間
掃除で使用中の洗浄剤・道具


●洗濯は夜型が増加

まず、みなさん洗濯はどのくらいの頻度でやっているのでしょうか。一週間のうちに洗濯日は独身女性は2.6日、主婦では約6日でほぼ毎日、1日の洗濯回数も1.2回(独身女性平日)から1.8回(主婦休日)となっており、これらは3年前とほとんど変わっていません。

洗濯をする時間帯は、独身女性は夜型、主婦は朝型、という傾向は今回も変わりありませんが、どちらも前回より「21時以降に洗濯」という人が増えているのは、生活時間が夜型になっている反映かもしれません。

使っている洗濯機は、全自動の普及率は85〜95%と、前回よりさらに10ポイント前後増えました。洗える重量も4kg〜5.6kgに増えていますが、洗濯機の最大水量は41.9〜52.3リットルで、前回調査の49.3〜70.6リットルから大きく減っていることも、最近の洗濯機の変化を如実にあらわしています。

洗剤の計量方法は、過半数の人が「洗剤容器に記載の使用量の目安表示」によっていますが、独身女性では35%が「目分量で計って」います。また、洗剤について「詰め替え・付け替え商品をできるだけ使う」よう心掛けている人が6割強で、独身女性では「回数を少なくするよう溜めてまとめて洗う」が4割強、主婦では「お風呂の残り湯を使う」が6割と、それぞれの状況に応じて環境問題を意識している人も多いようです。

洗濯での失敗・困っていることは、総体的には減っていますが、前回と同じく「落ちにくい汚れ」が多くあげられています。

▲上へ戻る


●洗濯と表示

衣類や洗剤の表示がどの程度参考にされているか、今回も調査しました(左図)。衣類の洗濯絵表示は、「必ず見る」と「時々見る」を合わせた見る比率は、独身女性では79.2%(前回83%)、主婦が80.8%(82%)でした。洗剤についている表示についても、見る比率は、独身女性が45.5%(前回51%)、主婦が55.1%(56%)で、前回と比べるといずれも下がっています。

また、「衣類の洗濯絵表示」と「洗剤についている表示」が合わない場合の優先順位については、衣類絵表示優先が減少して、「表示は参考程度。自分で判断する」という人がいずれも10ポイント近く増加しているのが目立ちます。

▲上へ戻る


●掃除の頻度と時間

掃除については、まず場所ごとに時間と頻度をみてみましょう(下図)。独身女性では台所やトイレ掃除の頻度が下がっていますが、時間ではどの場所でも若干増加しています。主婦では僅かながら掃除の頻度はどの場所でも下がっています。所要時間は台所の掃除時間が減少傾向にありますが、一番広い居間の場合についてみると、独身女性の場合は頻度は週2.4回で1回あたりの掃除時間は19.9分。これに対し主婦の居間掃除は週4.4回で1回あたりの所要時間は16.9分。どうやら独身女性は、掃除回数の少なさを、かける時間でカバーしているかのようです。

▲上へ戻る


掃除で使用中の洗浄剤・道具

近年さまざまな目的別の洗浄剤の普及と新しい道具の登場によって、掃除のときに使用しているものも随分増えてきています。やはり家の中全般の掃除に気を配らなければならない主婦と一人暮らしの女性とでは当然ながら差があります(下図)。

主婦より独身女性の方が使用率が高いものは、ペーパーモップと台所用漂白剤(酸素系液体)だけですが、とくに前回調査と比べてペーパーモップとフローリング用洗浄剤の伸びが突出し倍増しています。これらは主婦でも使用率が増加しており、「絨毯からフローリングへ」という住宅や住まい方の変化も読みとれます。
前回の調査項目にはなかった、カーテンなどの除菌・消臭剤、洗浄剤付きペーパークリーナー、エアコン用洗浄剤が、独身・主婦を問わずそれぞれかなりの使用率になってあげられているのも、生活の中での清潔意識が高まっていることをうかがわせます。

そのほか、独身者は「食事の支度」は好きだが「食事の後かたづけ」は嫌いな家事、主婦は「洗濯」は好きだが「アイロン掛け」は嫌い、だそうです。この傾向は前回から同じですが、どちらさんも嫌いな家事では「アイロン掛け」が増えていて、これがクリーニング利用の理由にもなっています。



▲上へ

HOMEJSDAの活動安全と環境誤飲誤用石けん洗剤知識役立つ情報クリーンキャンペーンCLEAN AGEこどものページJSDA概要沿革組織 会員統計資料 刊行物リンク総目次English

日本石鹸洗剤工業会 (JSDA)
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-13-11 TEL 03-3271-4301 FAX 03-3281-1870
Copyright(c) Japan Soap and Detergent Association 2000-2010 All Rights Reserved.