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2023年7月13日更新
01.*暮らしのクリーンノート 〜よごれを知って きれいな暮らしを〜 *目次へ 
参照カテゴリ> #03.台所 #03. CLEAN AGE 274号 

*暮らしのクリーンノート


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暮らしのクリーンノート〜よごれを知って、きれいな暮らしを〜

 

㉛ステンレスのシンクや調理台は、
 こまめな“ひとふき”でキレイを守る


cutキッチン周りにはサビにくいステンレスが使われています。お手入れいらずかと思いきや、放っておくとシンクには水垢が、調理台にはサビが発生しやすい一面があります。その原因を知ってキレイを保ちましょう。


★シンクのくすみ原因は水道水のミネラル分

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  ステンレスシンクをたまに洗うと、表面の石けんカスのような有機物の汚れが取れ、その下にあった白っぽいくすみが出てきて目立つことがあります。その正体は、水道水が蒸発した後に残ったミネラル成分で、水垢といいます。水垢は蓄積すると、固着して取れにくくなります。
 そのため、食器洗いのついでにシンク洗いも済ませましょう。中性の台所用洗剤をそのまま使えます。台所用洗剤には、くすみを落としやすくする成分があらかじめ配合されたものもあります。ステンレスの表面を傷つけないように、柔らかいスポンジなどでやさしく洗います。

POINT:食器類とシンクは早めに洗い、洗った後は、乾いた布などで水分をふき取りましょう。

★ステンレス調理台のサビは塩でも発生する

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 ステンレスは鉄にクロムやニッケルを加えた合金です。表面が酸化することで酸化クロムの薄い膜ができ、ステンレスを保護しています。ステンレスをこすると金属臭がすることがありますが、それは表面が剥がれるためです。少し剥がれても、ステンレスが空気(酸素)と触れていれば、鉄よりも先にクロムが酸化して、再び表面に膜ができます。しかし、表面に傷ができたり、ついた汚れや水を放っておいたりすると、その部分からサビが出やすくなります。

図:ステンレスの耐食性

 また、こぼれた塩の粒や塩分の多い調味料もサビの原因になります。意外に思われるかもしれませんが、ステンレスは塩類・塩素に弱く、塩を長期保管した容器に穴があくことさえあるのです。食器の浸け置きなどに塩素系の洗剤や漂白剤を使うときも注意し、製品の使用方法や浸け置く時間を必ず守ってください。

POINT:名称は“stainless(錆びづらい)”でも、サビないわけではありません。とくに塩や塩分の多い調味料の汚れは、早めにふき取るよう心がけて!

★こまめな“ひとふき”でキレイをキープ

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 ステンレス以外の金属のサビが移ってしまう「もらいさび」というものもあります。とくにサビやすい鉄の仲間、鋼(はがね)やスチールは要注意です。対策は、汚れや水分がついた鋼の包丁や、スチールの缶詰容器などをステンレスシンクや調理台に放置しないことです。
 物を置きっぱなしにしないためにも、こまめな“ひとふき”を心がけて、ステンレスシンクや調理台のキレイさを保ちましょう。

鋼の包丁のサビがステンレス調理台に移ってしまう!

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