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今回は、石けんやハンドソープの主成分“界面活性剤”と、“泡”の働きについて学びます。石けんやハンドソープを使うこと、よく泡立てて手を洗うことの大切さを知り、感染症の予防に役立つていねいな手洗いを習慣化しましょう。
水だけで洗うとあまり落ちない汚れも、石けんやハンドソープを使うとよく落ちるようになります。これはおもに界面活性剤の働きです。 界面活性剤の分子は親水基と親油基からできていて、水と油のように混ざらない物質の仲をとりもち、混ざるようにする役割があります。
また、石けんやハンドソープをぬらした手でこすり合わせると気泡ができます。その泡の膜に界面活性剤の分子が隙間なく規則的に並び、泡をこわれにくくします。
このような界面活性剤と泡の働きを十分に引き出すには、石けんやハンドソープの泡がクリーミーな感触になるまで泡立てることと、30秒以上かけてていねいに手を洗うことが大切です。水だけで洗うよりも多くの汚れが落とせて、手につきやすいウイルスや細菌などの病原体も取り除きやすくなるので、感染症の予防に効果的です。 新型コロナウイルス感染症対策としては、外出先や人が集まる公共の場所でも、なるべく手を洗いたいものです。使える水道があるのに石けんがない場合に備えて、携帯サイズで販売されているハンドソープを持ち歩くのもおすすめです。
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