柔軟仕上げ剤の界面活性剤の分子は、水中で親水基が+(プラス)の電荷をおび、−(マイナス)の電荷をおびた繊維の表面にくっつきます。すると分子の親油基が繊維の外側に並んで繊維がなめらかにすべるようになり、柔らかさが出ます
柔軟効果を得るには、洗たく物の繊維の表面を適度におおうことができる量の分子が必要なので、柔軟仕上げ剤は「洗たく物の重量kgに合わせて計量」します。
ただし、「使用量の目安」よりも多く使うと、水中の分子の量が増えすぎて、繊維にもたくさんつきすぎてしまいます。衣類の吸水性が悪くなったり、親油性の汚れが引き寄せられて黒ずんだりする原因になるため、使いすぎに注意してください。
Q.1 洗剤と柔軟仕上げ剤を混ぜるとどうなる?
A.1 配合された界面活性剤の性質が違うので、混ぜると分子が結合してどちらも効果がなくなります。そのため洗濯機の投入口も別々です。
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