家のほかの場所とは違って、浴室は狭く閉じた空間でお湯をたくさん使います。そのため、熱気や湿気がこもって「高温」「多湿」になりやすく、それが「汚れ」を栄養源にする菌が増えるのを助けてしまいます。
菌は微生物の一種で、増えてくるとヌメリや黒ずみといった目に見える汚れになると同時に、イヤな臭いも発生させます。
ヌメリは、菌の生き残り作戦のひとつ。水気のある場所を好んで増え、ヌメリを出して床や壁の表面にへばりつきます。とくに、ヌメリを出すピンク色の「酵母」の一種は、増えるスピードがとても早いのが特徴です。
黒ずみ汚れの主な原因は、よく耳にする菌、「カビ」です。空気中のカビが壁やタイルの目地などにくっつき、根を生やして増えると、スポンジで軽くこするくらいでは落とせません。
浴室のヌメリや黒ずみの原因は…
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