“水アカ”と“石けんカス”は、どちらも浴室でよくみかけます。ガラス製の鏡や金属製の蛇口などに、白っぽく残った汚れが水アカ。プラスチック製の浴槽や洗面器の内側についたザラザラ汚れが、“石けんカス”です。
“水アカ”の原因は、水中のミネラル分(ケイ素、カルシウムなど)です。ミネラルウォーターと同じように、水道水にもいろいろなミネラル分が含まれているのです。水は蒸発してなくなりますが、ミネラル分はその場に残り、白っぽくこびりついて、簡単には落とせなくなってしまいます。
では、水アカはなぜ鏡や金属などにつきやすいのでしょうか? それは、汚れや物質には、自分と似ていてなじみやすいものにくっつく性質があるからです。たとえば、水中のケイ素は、同じケイ素からできているガラス製の鏡やタイルの表面にくっつきやすい、といった具合です。
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