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大理石は石灰岩や苦灰岩が熱による変成作用を受けて、方解石がモザイク状に再結晶したもので、主な成分はカルシウム、マグネシウム等の炭酸塩です。これらの炭酸塩は酸により侵されやすい性質があるため(タイル化粧目地の酸による損傷を参照)、弱酸性の風呂用洗剤やトイレ用洗浄剤等によっても分解され、この事例のように光沢が失われたり、さらに著しい場合はボロボロになります。
写真の円内は大理石の表面を2Bの鉛筆でこすったもの。
表面が侵されている左側は細かな凹凸に芯の炭素が入り、濃く太く書ける。

防止策
酸性、アルカリ性の洗剤、洗浄剤の使用は避けます。特に酸性洗浄剤の使用は厳禁です。
大理石は比較的汚れが付着しにくいので、普段の手入れとしては、水洗いして水気をよく拭きとっておきます。汚れのひどい場合には中性洗剤をスポンジに含ませ、軽くこすります。固いタワシやクレンザーを使用すると傷がつくことがありますので、避けてください。なお、風呂用洗剤をご使用の前には必ず注意表示をよく読んでお使いください。
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