 ステンレスは錆にくい金属ですが、塩分、油脂、金属等が付着したまま、長時間放置すると錆びることがあります。これは酸素が充分に供給されず、酸化皮膜が形成されにくいためです。
異種金属、たとえば濡れた鋼の包丁を、流し台のステンレス面に接触したまま長時間放置すると、鉄が酸化して鉄錆となり、ステンレス表面も錆びることがあります。いわゆる「もらい錆」です。もらい錆は初期の段階では表面的なものですが、そのままにしておくと内部まで侵食されます。
防止策
ステンレスの流し台は、使用後すぐに台所用洗剤で掃除し、乾いた布で拭き取ります。錆やすい金属類を汚れたまま、あるいは濡れたまま放置しないよう気をつけましょう。しょうゆなどの塩分を含んだ台ふきんで拭くことは、避けてください。また、錆が付いた時は、すぐにスポンジにクレンザーをつけて、錆をこすり落としてください。
|