ウール繊維の表面はキューティクルと呼ばれるウロコ状細胞におおわれています。
水や湯につけると、キューティクルが膨潤して開きウロコ同士がからまりやすくなるので、そっと押し洗いをするのが基本です。
この例では、もみ洗いをしたため、繊維同士が絡みあって縮み、フェルト化してしまいました。一度縮んでしまったものは元に戻りません。一度縮んでしまったものは元に戻りません。
防止策
衣類の取り扱い表示を良く見て、水洗いの可否を確かめることが第一です。30℃位のぬるま湯で、洗濯用中性洗剤(ウールやおしゃれ着洗い用)を使って軽く押し洗い、もしくは洗濯機のドライマークコースやおしゃれ着洗いコースで洗濯します。

↓ライオン家庭科学研究所「生活科学シリーズ2」より抜粋
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