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2011年3月15日更新
01.*お洗濯119番(失敗事例 その原因と防止策) *目次へ 
参照カテゴリ> #03.洗濯 

【I】色の変化
 
C.その他 
*染料の昇華による移染
*ラクトボタンの移染・割れ
*スポーツシャツの色泣き
*ウールニットプリントのリバース現象
*5汗によるラメシャツの変色
*アイロンの底が黒くなる

【I】色の変化
 A.脱色・退色
 B.変色
 C.その他
【II】損傷
【III】形態変化
【IV】シミ

【I】色の変化 C.その他 -5.汗によるラメシャツの変色

衣類

婦人銀ラメ入りブラウス

素材

ポリエステル100%

状態

脇の下部分が変色した

原因

着用時に脇の下に汗をかき1週間放置したためラメが腐食して変色した

回復

ラメ糸の蒸着アルミが部分的に腐食してしまったため回復できません


衣類に使用されるラメ糸はポリエステルのベースフィルムにアルミニウムを蒸着した上に樹脂をコーティングし、これを糸状にしたものです。銀色以外の着色したものはコーティング樹脂に染料を混ぜてあります。アルミニウムをコーティングしている樹脂は摩擦や薬品に弱く取扱には十分注意が必要です。特に汗をかいてそのまま放置すると、汗の塩分などによってアルミニウムが腐食して脱落します。また、洗濯する際に弱アルカリ性の洗剤液に浸すとアルカリ腐食をおこしてラメが脱落します。



防止策
着用後はすぐに中性の洗濯洗剤で洗って、自然乾燥でよく乾燥してから保存します。
シミがついたからといって漂白処理はしないでください。ベースフィルムに比べ樹脂コーティングは薄く弱いので、湿度の低い乾燥した場所に保存することが大切です。

※なお、異なる種類の防虫剤を一緒にして保存すると昇華したガスが液化して変色の原因となるので、注意が必要です。


左=蒸着アルミが脱落したラメ糸は透明になり下の繊維が透けて見える
右=正常なラメ糸は不透明で下の繊維が見えにくい

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