日本石鹸洗剤工業会(JSDA)
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2003年6月16日更新
01.*お掃除119番(失敗事例 その原因と防止策) *目次へ 
参照カテゴリ> #03.台所 

■キッチン

*[錆]塩素系漂白剤によるホーロー鍋の錆
*[錆]塩素系漂白剤によるステンレスの錆
*[錆]ステンレス流し台のもらい錆
*[錆]水道蛇口の光沢消失と錆
*[腐食]大理石の腐食
*[キズ]金で縁取った皿の金線の消失
*[変色]塩素系漂白剤によるメラミン樹脂食器の黄変
*[析出・付着]塩素系漂白剤によるガラスコップの白化
*[汚れ]集合住宅・台所用共用立て管の詰まり
*[その他]台所用洗剤の変質
*[その他]塩素系漂白剤で水が黒ずむ

■風呂・トイレ
■部屋

 

[汚れ] 集合住宅・台所用共用立て管の詰まり

対象

台所用共用立て管(鉄製排水管)

状態

排水管に不溶物が堆積し、水が流れなくなった

原因

廃油などをそのまま排水中に流したため

回復 初期の段階は、排水パイプ用洗浄剤の使用により回復できるが、ひどい場合は排水管掃除機または高圧洗浄により貫通させる

排水管に不溶性の物質がたまると、水の流れが悪くなり悪臭が生じます。
不溶物を分析したところ、各家庭の生活環境、排水設備などによりさまざまですが、大部分は遊離脂肪酸と脂肪酸の金属塩であることがわかりました。
すなわち、排水管に流した廃油が微生物により加水分解され、遊離脂肪酸となり、水中の懸濁物質に付着し不溶物を形成します。また、家庭で使われた粉石けんや浴用石けんが、洗濯排水や風呂水中で金属石けんとなり、詰まりの原因になることもあります。
一般的に、脂肪酸や金属石けんも微生物により分解されますが、排水管内のような条件下では、そのスピードは非常に遅く、むしろ分解よりも不溶性物質が蓄積される方向に進んでいくものと思われます。

防止策

不溶性のゴミを流さないことはもちろんですが、詰まりの原因となる廃油をそのまま流さないこと、粉石けんを使用する時は標準使用量を守ることが大切です。また、定期的に排水パイプ用洗浄剤を使用したり、排水管掃除機で掃除をします。
揚げ物をした後の油は捨てないで再利用してください。もし廃油として捨てる場合は廃油処理剤を利用したり、新聞紙などで油を吸い取りゴミ箱に捨ててください。絶対に流さない事。また、油っぽい料理をした後も、ペーパーなどで油分を拭き取ってから洗浄し、配水管には油を流さないようにします。


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