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2004年3月15日更新
01.*お掃除119番(失敗事例 その原因と防止策) *目次へ 
参照カテゴリ> #03.住居 

■風呂場・トイレ

*[錆]ステンレス浴槽のもらい錆
*[腐食]タイル化粧目地の酸による損傷
*[腐食]鏡の銀鏡面の腐食
*[キズ]FRPの浴槽の光沢の消失
*[変色]浴室タイル壁の変色
*[変色]浴室タイル目地が青緑色に着色
*[変色] 塩化ビニル製浴槽ふた内側が黒褐色に変色
*[変色] 浴室タイル壁が茶色に変色
*[析出・付着]洗い桶に付着した白色不溶物
*[析出・付着]浴槽エプロン部分に固着した水垢汚れ
*[析出・付着]浴槽濃色エプロン部表面の白化
*[破損]直射日光によるラテックスの劣化
*[破損]浴室タイル壁にヒビが発生
*[その他]塩素系漂白剤の混合使用による塩素ガス発生

■キッチン
■部屋

 

[破損] 浴室タイル壁にヒビが発生

対象

浴室壁

材質

タイル

状態

塩素系のカビとり剤を使用後にヒビが入っていることを発見した

原因

浴室構造部に長期にわたって応力がかかり、経年劣化によってクラック発生したものと推定される

回復 回復はできない

陶磁器質で、シリカ、アルミナ、石灰、アルカリ剤等を原料として焼成されたタイルは、化学的にも安定性が高く、耐水性、耐腐食性、耐薬品性に優れています。そのため、床材、壁材、外装材として、広く使用されています。
その反面、脆さがあるのが難点で、強い衝撃や応力にはひびや割れが発生することがあります。しかし、日常生活の用途では、そのような力をかけるケースは少ないので、通常は耐久性の高い材料として使用されています。
塩素系カビとり剤の液性は、アルカリ性です。浴室のタイルは耐アルカリ性が高いので、カビとり剤の影響を受けることはまず考えられません。この事例の場合については、タイルメーカーの協力を得て、応力下でのアリカリ影響の有無をテストしましたが、影響のないことを確認しました。
したがって、このタイルのヒビは、カビとり剤使用前にすでに発生しており、その原因は浴室壁面に長期にわたって応力がかかり、経時的にクラックが発生したものと推定されます。

防止策

日常の手入れ上での防止策は、特にありません。
地震発生後などにヒビの発生がないかどうか、チェックしておきましょう。



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