日本石鹸洗剤工業会(JSDA)
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2008年12月15日更新
01.*石けん洗剤の基礎 *目次へ 
参照カテゴリ> #06.CLEAN AGE No216 

洗剤メモシート

*3) 洗剤の用途と基本的な分類

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洗剤を用途で分類してみると…


★洗剤を用途からみる

 洗剤とは身体以外の洗浄を目的とするものであること、合成洗剤と呼ばれるのは、純石けん分以外の界面活性剤成分を30%以上含むものであることなどは、この連載の第1回目で触れました。
 “ 汚れを落としてきれいにする”という役割をもつものは、洗剤だけではありません。たとえば、洗濯用で考えてみれば、漂白剤のように、洗剤では洗剤では落としきれない汚れを漂白して、より衣料をきれいにするものもあります。
 また、台所用であれば、鍋のこげつきをおとすクレンザー、住宅・家具用であれば、トイレ、浴室固有のがんこな汚れを落とす酸・アルカリ洗浄剤などがあります。
 これらは「洗剤」とは法規制(家庭用品品質表示法)上、別に分類されるものです。ところが、ごく広い意味で『洗剤』というときには、これら洗浄剤を含んでいる場合もあるのです。
 それを念頭に置いたうえで、この連載では狭義の洗剤を中心にしています。
 洗剤にはさまざまな呼び方や名前がありますが、ここでは、なるべくわかりやすくするために用途で整理してみます。身体を洗う用途の身体洗浄剤(皮膚用・頭髪用)を除くと、洗剤の用途は、「洗濯用」、「台所用」と、それ以外の「住宅・家具用」の三種類に大別されます。

★固有の役割をもった洗剤が増えて

 もともと洗濯用から始まった洗剤も、それから間を置かずして台所用が登場し、さらに50年の歴史を経る間に徐々にその用途範囲を増やし、目的別に細分化されてきました。
 洗う対象によって、あるいはその素材やその場所により、また汚れの種類や程度によって、それぞれ固有の役割を担った洗剤が、増えてきたわけです。
 床のそうじ用の洗剤でも、カーペット用や、ワックス効果もあるフローリング用、洗剤を含ませたウェットシートタイプのものなどに、細かく分かれています。
 用途によって、使う界面活性剤の種類や配合量も異なります。界面活性剤の種類には、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤といろいろあり、目的に応じて使い分けられています。
 また、弱アルカリ性洗剤、中性洗剤といった名前もよく耳にします。対象の素材や材質によっては、酸性、アルカリ性といった洗剤の液性で影響を受けることもあるので、液性を選んで使う必要があります。
 ウールのセーターに「中性洗剤で洗う」と表示があるのもそのためです。

★JSDAの「家庭用製品一覧表」

 以上のような情報も含め、日本石鹸洗剤工業会の会員会社が、実際にどのような洗剤を製造し販売しているかは、「家庭用製品一覧表」として種類別・メーカー別に一覧できるよう、まとめられています。これには、各洗剤のデータが整理されており、そのファイルはこちらから、ダウンロードすることができます。

洗剤をその用途で整理してみる

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