このような質問が話題になったことがありました。
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魚が死ぬのは「洗剤の毒性が強い」ためではなく、「洗剤の主成分の界面活性剤は、濃度が高いと魚のエラに吸着して、水中での酸素吸収をできなくする」ためです。 なお、石けんも界面活性剤の一種ですが、低濃度ではその一部分が水中のカルシウムなどの金属イオンと反応して水に溶けない(界面活性がない)物質に変わるため、水槽に同じ量の石けんと洗剤を加えていくと、石けんより洗剤の方が魚に早く影響がでます。
⇒こどものページへ: 水槽に洗剤を入れると魚が死ぬのは毒だからなの?
例えば、小松菜やかいわれ大根の種は、生理食塩水、ビール、清涼飲料水などでも発芽しません。発芽するかどうかと人間に対する毒性とは、関連がありません。また、石けんの方が発芽しやすいのは、上記にもあるように、加えた石けんの一部が水中の金属イオンと反応して、水に溶けない物質に変わるためです。 ⇒小松菜の発芽実験の写真(pdf)
⇒こどものページへ: かいわれ大根は洗剤の毒で発芽しないというのはほんとうなの?
ゴキブリなどの昆虫は、ヒトや哺乳類と違って、体の左右にある気門で呼吸しているからで、この気門がふさがれて呼吸ができなくなるために死にます。毒性のためではありません。ちなみに食用油をかけてもゴキブリは死にます。
⇒こどものページへ: ゴキブリに洗剤の液をかけると死ぬのはなぜ?
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