家庭用品に用いられる界面活性剤の名称は、化学物質のおおまかな性質を示すものから、詳細な化学構造式によるものなど様々です。
1962年に制定された「家庭用品品質表示法(家表法)※1」は、消費者が製品の品質を正しく認識し、その購入に際し不測の損失を被ることのないように、成分等の表示を義務付けています。
一方、1999年に制定された「特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律(化管法)※2」は、事業者が特定の化学物質の環境への排出・移動量の届出を間違いなく行なえるように、指定物質を詳細な化学物質名で規定しています。
両者は法律の目的が異なるので、界面活性剤の名称は、化管法の方が家表法よりさらに詳細に規定されています。
このたび当工業会では家庭用品に用いられる界面活性剤について、家表法と化管法での名称の対比表を作成しました。
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