どうやって、水と油をまぜあわせる?
水と油のように、似ていない物質はそのままではまざりません。ところが、界面活性剤を入れると、水と油の境目(界面)に働いて、水と油を仲良くさせます。お互いの反発しあう力が弱まるので、水と油がまざるようになるのです。
どんなかたちをしている?
界面活性剤は、ひとつの分子の中に、油となじみやすい部分(親油基)と水になじみやすい部分(親水基)の両方をもっています。そのため、親油基は汚れや衣類と結びつき、親水基は水と結びついて、汚れや繊維のすき間に水がしみ込み、汚れを水の中へ取り出すことができるのです。
界面活性剤の分子の大きさは1mmの約50万分の1です。とても小さいのに働き者です。
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