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2021年12月15日更新
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参照カテゴリ> #01.社会 #06.CLEAN AGE 268号 

* シリーズ
水循環を考える
WATER CYCLE STORY

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暮らしを支える“水”を未来に引き継ぐために
シリーズ・水循環を考える

第1回「水をめぐる世界の課題」

地球上を循環する水は、みんなの共有資源


 手を洗ったり、食事をしたり、物を製造したり……人が多くの場面で利用する水は淡水です。水源はおもに雨水が森林や土壌などを通り、河川や流域の地表や地下などに蓄えられたものです。その水はやがて海に注ぎ、人が使用した水も河川や海に流れていきます。海水は蒸発して、ふたたび雨や雪となって大地に降り注ぎます(図A)。
 このように水は地球上を循環し、人や生態系はそれを繰り返し利用しています。そう考えると、水は共有の資源であり、日本の水も世界とつながっていることがわかります。

A:自然界の水循環のイメージ

世界の水をめぐる課題はますます切迫している


 2015年の国連サミットで、193の国連加盟国によって採択されたSDGs(持続可能な開発目標)には、ゴール6『すべての人々に水と衛生へのアクセスと 持続可能な管理を確保する』目標があります。
 世界には、安全な飲み水や衛生施設を利用できていない人たちが20億人以上(世界人口のおよそ4人に1人)もおり、解決に向けた国際的な協力と対応が急務となっています。
 また、不適切な開発や汚染、気候変動などの要因によって、水源となる自然湿地の縮小も深刻さを増しています(図B)。
 そのような中、『OECD Environmental Outlook to 2050』によれば、世界の製造業や火力発電、生活用水の需要増で2050年の水需要は2000年の1.55倍に増えるという予測もあり、水をめぐる課題はますます切迫しています。

2030年までの達成を目指すSDGs。水と衛生に関するゴール6の進捗

人と生態系がこれからも水の恵を享受するために


 もともと水は、国や地域に偏って存在しています(図C)。
 日本でも地方と都市の差は大きく、昔からダムや水路などを整備して、水を資源として確保することが重要視されてきました。
 しかし今、水循環に関する課題として、水を蓄える森林の荒廃や、渇水、洪水災害や水インフラの老朽化など、さまざまなひずみが生じています。人と生態系がこれからも水の恵を享受するためには、河川流域を中心とした水循環を大切にし、適切に利用することがより重要になってきたのです。
 たとえば、農業用水や工業用水の効率化をすすめ、排水処理設備に投資して水質を安定させることも重要です。家で洗たくや掃除、トイレや入浴に使った水も、河川などの周辺環境や生物多様性に悪影響を及ぼさないように適切に排水し、還元しなければなりません。
 このシリーズでは、水循環や水インフラの仕組み、環境負荷低減や省エネルギーの施策を取り上げ、水の大切さと適切な利用について、改めて考えていきます。

C:世界の降水量と、各国1人当たりの『水資源賦存量

次号は、水はどこから来てどこへ行く?『水循環』を図解します



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