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2006年12月15日更新
01.*洗剤の安全性と環境への影響 *目次へ 
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洗剤の安全性・環境適合性(2006年改訂版)
=洗剤をよりよく知っていただくために=

*はじめに

*石けんも洗剤もどちらも界面活性剤の働きで汚れを落とします

*石けんも洗剤もどちらも化学物質です

*「洗剤問題」はすでに解決されています

*洗剤の安全性は十分に確認されています

*洗剤の安全性について科学的根拠のない情報が流されています

*無条件・無制限に100%安全な物質はありません

*現在の洗剤には環境中で分解されやすい界面活性剤が使われています

*現在は使用量の少ない洗剤が主流です

*世界的に見ると「洗剤問題」は日本だけの特異な現象です

*日本石鹸洗剤工業会は正しい知識の普及のために、情報提供活動を続けます

*洗剤を正しく理解するための書籍を紹介します

■現在の洗剤には環境中で分解されやすい
界面活性剤が使われています

 洗濯や食器洗いなどに使われた水は、汚れとともに石けんや洗剤の成分も含んで排水として流されます。そのため、石けんや洗剤の成分には、下水処理場や河川の微生物によって分解されやすいものが使用されており、最終的には水と炭酸ガス、無機塩に分解されます。家庭用洗剤の主成分として多く使用されている界面活性剤のLASは、分解されやすいものです。
 実際に、LASは環境中にどの程度あるでしょうか。LASが洗剤に使われ始めて10年後、完全にLAS使用洗剤に切り替わった1977年に、環境庁が全国23地区の河川、湖、海域で行った水質調査によると、首都圏のほとんどの地区でLASは検出限度(0.01mg/L)以下でした。わずかにLASが検出された河川では、有機物の分解に必要な酸素がほとんどないほど汚れがひどく、他の有機物もほとんど分解されないような状態でした。その後の各地の調査によっても、特に問題にされるような濃度のLASが検出されたことはありません。

■現在は使用量の少ない洗剤が主流です

 石けんや洗剤は、安全に使用でき、環境中でも生分解されやすい成分でできているとはいえ、使用後排水として流されることを考えると環境に負荷を与えるという点では石けんも洗剤もどちらも同じです。環境への負荷を少しでも減らすためには、適正な使用量を守り、石けんや洗剤を必要以上に使いすぎないことが大切です。
 1987年以来、洗剤は技術革新によってより少ない量で洗濯ができるように、改良され続けてきているのです。こういった技術改良の結果、洗濯1回当たりに使用する洗剤に含まれる界面活性剤量は、従来の洗剤に比べて20〜50%減少しています。


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