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2022年3月16日更新
01.*石洗工の容器包装と3R対策 *目次へ 
参照カテゴリ> #06.CLEAN AGE 269号 

*容器包装プラスチック使用量


*JSDAの環境活動〜最新の調査結果と第四次計画

容器包装プラスチック使用量の削減
第三次自主行動計画の目標「2020年度までに42%削減※1」を達成。
プラスチック資源循環、脱炭素社会へ貢献するため、第四次計画を策定しました。

※1 :主要8製品群における製品出荷量(内容物重量)あたりの
プラスチック使用量(原単位)、1995年比


 2020年度の主要8製品群の製品出荷量は1,754千トン・前年度比3.4%増となり、容器包装プラスチック使用量の総量は86.4千トン・前年度比1.5%増でした。これを当工業会の容器包装プラスチック使用量の削減目標の基準「原単位(製品出荷量あたりのプラスチック使用量)」に換算すると、49.3kg/トン・1995年度比42%減となります。2016年から第三次自主行動計画の目標42%削減に意欲的に取り組み続け、最終年の2020年度に目標を達成できました。


容器包装プラスチック使用量と削減の推移〔1995〜2020年度〕

容器包装プラスチック使用量と削減の推移〔1995〜2020年度〕

 当工業会は新たに、2030年度までの第四次自主行動計画を策定しました。ポイントとして❶容器包装プラスチック使用量(原単位)を1995年比42%以上継続的に削減すること、❷バイオマス樹脂および再生樹脂を使用した容器包装を2020年度比2倍以上にすること、❸製品ライフサイクル全般における環境配慮設計チェックリストを活用することなどを通じ、3R(リデュース・リユース・リサイクル)およびプラスチック資源循環につとめ、脱炭素社会へ貢献していきます。


環境配慮型製品の普及率(2020年度の全製品出荷量に対する割合)

詰め替え・付け替え 製品群81%,コンパクト型 製品群41%  業界ではプラスチック使用量が少ない容器包装の開発・普及に取り組んでいます。詰め替え用製品やコンパクト型製品が代表的ですが、普及率の伸びは鈍化しており近年は高止まりの傾向です。2016年度以降は製品ライフサイクル(原材料調達、生産、物流、販売、使用、廃棄・リサイクル)にわたる「環境配慮設計チェックリスト」を当工業会で作成・配布し、会員社で活用しています。



水平リサイクル詰め替え用製品のフィルム容器の
水平リサイクル*に向けた勉強会を開催

*容器包装に使用したプラスチック資源をリサイクルし、未使用のプラスチック資源と同等の原料に戻すことを、“水平リサイクル”といいます。


 流通量が多い詰め替え用製品のフィルム容器について、当工業会と会員社はリサイクルを推進する議論を進めています。2021年11月16日に容器・廃棄物専門委員会に先立って勉強会を開き、花王(株)とライオン(株)が2020年から協働する「リサイクリエーション活動」で検討中の水平リサイクル技術と課題を共有しました。

●勉強会で水平リサイクル技術について紹介した委員: 容器・廃棄物専門委員会の鈴木 文人委員(花王(株)包装技術研究所 室長)、本間 正洋委員(ライオン(株)パッケージ開発研究所 主任研究員)

◆難しいフィルム容器の水平リサイクルに取り組む

 フィルム容器の主な材料はポリエチレン(PE)で、洗剤などの中身を保護するために異素材を積層したものが主流です。使用済みのフィルム容器は分別排出が難しくリサイクルしにくいので、ほとんどが焼却処理・サーマルリカバリー(熱回収)されています。これらを水平リサイクルし、使用済みのフィルム容器を新しいフィルム容器に再生できれば、プラスチック資源循環の促進につながります。

◆リサイクルシステムの社会実装に向けた課題

 水平リサイクルの実現には、使用済み容器の回収方法とリサイクル技術の両方の確立が必要です。そこで、花王(株)とライオン(株)は共同で小売店と連携し、家庭で使用済みのフィルム容器を店頭で回収する試みを始めています。リサイクル技術に関しては、両社それぞれのアプローチにより試作品の検討段階までこぎつけました。
 今後、両社は規模を拡大し、フィルム容器のリサイクルの社会実装を目指しますが、課題も残されています。

フィルム容器の水平リサイクル技術と、今後の課題

 ・花王(株):フィルム容器の各層を分離せず、一気にリサイクルする技術を検討。アルミ箔層だけは金属探知機にかけて事前に取り除く。その後リサイクルした樹脂を改質することによって、従来のフィルムと同等の機能を得ることを目指している。

 ・ライオン(株):フィルム容器の各層を分離して、主原料のPEだけを取り出す技術を検討。攪拌だけで分離できる新しい容器の開発に向けて、従来のシーラント層(フィルムに熱を加え袋状にするための層)や接着剤などの仕様変更も検討している。


回収の課題:規模を拡大するには回収パートナーとの協働が必要
材料の課題:選別除去コスト、回収後どこまで選別するかの問題
品質の課題:再生後の品質や安全性の考え方、基準設定が必要


 当工業会ではこうした課題について議論を活性化し、リサイクルの推進に向けてさらに協働していきます。





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