洗剤やシャンプーなど
容器包装プラスチック削減の取り組み
4年連続で目標達成
容器包装プラスチック使用量 1995年原単位比*141%削減
当工業会は会員社とともに、1995年から「業界製品の容器包装プラスチック使用量」の実態把握を始め、20年にわたって、削減に向けた取り組みを推進してきました。
2011年の第二次自主行動計画では、洗浄剤など主要8製品群の原単位*1を、2015年度までに1995年比で40%削減する目標をかかげました。2014年度は、原単位比41%の削減を実現し、目標を4年連続で達成しています。図1の折れ線グラフは、1995年以降の製品出荷量の伸びに対して、容器包装プラスチック使用量の伸びは低く抑えられていることを示しています。
*1 原単位:製品出荷量あたりの容器包装プラスチック使用量
図1:容器包装プラスチック使用量と原単位の推移
■ 多面的な削減努力でリデュース・リユースに貢献
2014年度の主要8製品群における製品出荷量は前年比5.2%増で、容器包装プラスチック使用量は前年比4.6%増の7万2千トンでした。製品出荷量あたりのプラスチック使用量を削減できている要因は、会員各社による容器の軽量化や簡素化および詰め替え用製品・コンパクト型製品の普及促進です(表1)。そこには包装材料の削減だけでなく、製品の中身を濃縮して容器を小型化するなどの多面的なアプローチが含まれています。各社の取り組みは、容器包装リサイクル法のもとで推進されている3R*2のリデュース・リユースにも大きく貢献しています。
*2 3R(スリーアール):廃棄物のReduce リデュース(発生抑制)、
Reuse リユース(再使用)、Recycle リサイクル(再資源化)
表1:2014年度の詰め替え用製品・コンパクト製品の出荷量
これまで他の業界に先駆けた取り組みを行ない、継続的な成果を得るために努力を重ねてきました。今後も会員社や関連業界と協力しながら知恵を絞り、容器包装プラスチック使用量の削減に努めてまいります。なお、他業界の参考となるように、代表的な削減事例をこちらのページに公開していますので、ご覧ください。