ゴミ最終処分場の不足を背景に、2006年に改正された容器包装リサイクル法(容リ法)には、廃棄物の再生(リサイクル)だけでなく、発生抑制(リデュース)や再使用(リユース)の促進が盛り込まれました。当工業会は会員各社とともに、1995年から業界製品の容器包装プラスチック使用量の実態把握を続けています。他の業界に先駆けて、容器包装の減量化や詰め替え用製品の普及促進などに取り組むことで、廃棄物量の削減に成果をあげてきました。
2013年度は、製品出荷量が前年比2.8%増、プラスチック使用量は前年比3.2%増の6万9千トンとなりました。一方、原単位では、1995年比40%の削減を達成することができました。この要因としては、容器包装の減量化に加え、全製品出荷量に占めるコンパクト型製品 *3 の割合が約36%、詰め替え・付け替え用製品群の割合が約78%に達し、いずれも前年度を上回ったことがあげられます。
*3 中身を濃縮して1回分の使用量を減らし、全体容量と容器を小さくした製品のこと
JSDAホームページでは、会員各社の削減事例が参考となるように、代表的な事例を公開しています。
第二次自主行動計画終年度の2015年度を間近に控え、業界をあげて、努力を重ねています。 |