「改正容器包装リサイクル法」が2006年に成立して以降、事業者には、容器包装廃棄物の排出抑制努力がいっそう求められるようになりました。当工業会は1995年から、業界における容器包装プラスチック使用量の実態について調査を始め、会員会社とともに削減努力を続けています。ただし、製品の出荷量が増えれば、その容器の使用量も一定割合で増えるのが普通です。単純にプラスチック使用量を制限すると、業界の成長の妨げになりかねません。そこで、“原単位”(製品内容量あたりのプラスチック使用量)で削減目標を設定し、その数字を下げる努力を工業会をあげて行なうことにしました。
2006年発表の第一次自主行動計画では、家庭用品を扱う会員14社の主要8製品群*を対象に、プラスチック使用量を2010年までに1995年比で30%削減する目標を定めました。その結果、目標を上回る37%の削減を達成しています。濃縮化による容器のコンパクト化や、詰め替え・付け替え用製品への転換に大きく前進したことが、目標達成につながりました。
*主要8製品群:ボディ用洗浄剤、手洗い用洗浄剤、シャンプー・リンス、洗濯用液体洗剤、柔軟仕上げ剤、台所用洗剤、住居用洗剤、漂白剤・かびとり剤 |