容器包装リサイクル法の改正(2006年6月)後、事業者には容器包装廃棄物の排出抑制(リデュース)の促進がいっそう求められています。日本石鹸洗剤工業会と会員会社は、容器包装におけるプラスチック使用量の削減に努め、ボトル容器の薄肉化、洗剤液の濃縮による容器の小型化、詰め替え・付け替え用製品の発売などの対応を行なってきました。
特に、ボトル容器に比べプラスチック使用量が少ない詰め替え・付け替え用製品のニーズは年々高まり、その出荷量は、1995年の約7万4千トンから、2010年は約87万トンに増加が見込まれています。(当工業会調べ・会員企業14社のプラスチック容器を使用している主要8製品群*を対象として)
そこで今回は、プラスチック使用量削減に大きく貢献している詰め替え用パウチにスポットをあて、包装容器の研究開発を手掛ける東洋製罐(株)の方々からお話を伺いました。
*8製品群:ボディ用洗浄剤、手洗い用洗浄剤、シャンプー・リンス、洗濯用液体洗剤、柔軟仕上げ剤、台所用洗剤、住居用洗剤、漂白剤・かびとり剤 |