2012年のSETAC Asia/Pacific 学会(国際環境化学および環境毒性学会 アジア太平洋大会)が、9月24〜27日に熊本市内で開かれました。毎回、各国の政府機関、学界、産業界から研究者が集まり、環境化学と環境管理分野の研究や事例に関し、国際的な共有がはかられています。10年振りに日本で開催された今回は、約450人が参加しました。
日本石鹸洗剤工業会は、24日に米国石鹸洗剤工業会(ACI)と、洗剤主成分の界面活性剤をテーマにセッションを共催しました。「界面活性剤の環境安全性調査研究の現状」と題し、環境・安全専門委員会の山本昭子委員が司会をつとめました。山根雅之副委員長は口頭で「LASの日本における水圏リスク評価」について、川崎秀夫委員は、14年にわたる国内河川の環境モニタリング結果などを集約したポスターを、それぞれ発表しました。このほか、出席した各国の講演者から最新の研究事例やデータの報告があり、大阪大学大学院 東海教授の総括で締めくくられました。
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