AESのヒト健康影響と環境影響に関する
リスク評価結果について
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(略称:AES)は、陰イオン界面活性剤であり、洗浄性、起泡性を高める目的で台所用洗剤、住居用洗剤、シャンプー、ボディソープなどに配合されています。これまでに、日本石鹸洗剤工業会では、主要な界面活性剤(LAS1), AE2), AO3), DADMAC4))および蛍光増白剤(FWA−15)、FWA−56))についてリスク評価を実施し公表してきましたが、今回、新たにAESについてリスク評価を実施しました。海外では、AESの最新の安全性データに基づきリスク評価書が公開されており、これら最新の情報を反映させて、日本国内におけるヒト健康影響と環境影響に関するリスク評価を検討しました。その結果、AESは、ヒト健康および環境に対して影響を及ぼすリスクが低いことが分かりました。
1)LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(C10−14)
2)AE:ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C12−15)
3)AO:N,N−ジメチルドデシルアミン=N−オキシド
4)DADMAC:ビス(水素化牛脂)ジメチルアンモニウム=クロリド
5)FWA−1:ジアミノスチルベン型蛍光増白剤
6)FWA−5:ビススチリルビフェニル型蛍光増白剤
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